どういう訳が、遥か昔に、「深夜食堂」について書いたブログが、日によっては、私の書いたなかで、一番読まれていたりするのです。

いま、見るものが、唐突に少なくなってしまったので、改めて、「深夜食堂」を見直しているのですが、シーズン2あたりから、クオリティがとんでもないことになっております。

特に、第一話の「再び赤いウインナー」、これは、まいりました。

松重豊扮する、新宿のヤクザ、竜は、赤いウインナーしか食べません。その理由が、この回で明らかになります。

竜は、遠い昔、高校球児で、甲子園出場が決まっておりました。しかし、チンピラと喧嘩をしてしまい、出場辞退を余儀なくされ、それで高校を中退し、ヤクザになったのです。

実は、その時、一緒にいたのが、当時の野球部のアイドルだった、マネージャーの久美で、その久美を庇うために、喧嘩をしたのです。彼女が作ってくれたお弁当には、いつも赤いウインナーが入っていたのです。

光石研扮する、新宿の所轄の刑事が、竜を尋ねてまいります。彼は、竜の同級生で、野球部のチームメイトでした。彼は、久美の余命がわずかなことを、竜に伝えにきたのでした。

竜は、何を今更と断りますが、無理やり病院に連れていきます。久美に扮するのは、なんと安田成美です。

安田成美が、とにかく綺麗なのです。そして、今ではすっかりいいお父さん役がメインになった松重豊が、オールバックにサングラスで、ガチガチのヤーサンを演じます。これです。これなのです。わたしゃ、こんな松重豊を見たいのです。

久美のことが大好きなのに、竜を久美に会わせようとする刑事の光石研が、いい味を出しております。

ラストの数分間の畳み掛けは、DVDで見てください。これが、ドラマです。光石研の背中から連なる数分は、まさにパーフェクトです。

ネットフリックスになってからの、何とも言えない物足りなさを感じる方は、是非ご覧になってください。