「グランメゾン東京」、相変わらず面白いです。今回のストーリーなど、ほぼ想像通りの展開でしたが、最後まで退屈せずに見ることができました。

ただ、今まで何度も書きましたが、この後衝撃の展開などと謳えば、誰が何をしでかし、それを誰がフォローするかくらいわかりますって。

それでも、料理の美しさを、見事な映像で表現することと、分かりやすさを逆手に取ることで、この日曜9時のTBSの王道ともいえる展開が、良い方に出ていると思います。

で、いま、このドラマが、ブラッドリークーパー主演の、「二ツ星の料理人」のパクリではないかと話題になっております。

生憎、この映画は、見ておりませんが、ストーリーを読んだ限りでは、明らかに影響を受けております。

ただ、このことは、あえて書いておきますが、パクリとインスパイアは違います。

例えば、「荒野の七人」は、まんま「七人の侍」です。これは、立派な盗作です。舞台を西部劇に変えただけで、ほとんど設定が一瞬ですから。

でもね、「哀愁」から、「君の名は」(昔のメロドラマです)、「七人の侍」を、逆に盗賊の側から描いた、「ワイルドバンチ」、「子連れ狼」を大胆に手を加えた、「ロードトゥパーディション」など、名作を下敷きにした秀作は、世界中になんぼでもあるのです。

このドラマに関しては、ここからです。ベースを、この映画から頂いたとしても、それこそ、調理法次第なのです。

ただ、映画で、ユマサーマンが演じた役どころが、冨永愛というのは笑いました。

まんまです。