BS12は、きちんとチェックしていると、とんでもないレアなものに、ぶち当たります。

いま、放送しているのは、山田太一の名作、「想い出づくり」です。古手川祐子、田中裕子、森昌子、柴田恭兵という、絶妙なキャスティングで、何十年ぶりに見ると、田中裕子が抜群に巧いことが、よくわかります。

岡田惠和さんが、このドラマのオマージュとして、「彼女たちの時代」を書いたことは有名な話で、設定は違いますが、中山忍、深津絵里、水野美紀と椎名桔平というのも、なかなかのものでした。

何があるわけでもない三人の女の子、いい加減なのに、妙な魅力がある若者、地方にいるそれぞれの親とのしがらみ、山田太一独特のタッチで、見事に描かれております。

しばらく忘れておりましたが、山田太一作品の会話は、抜群です。会話だけで、画像がピリピリしている。こんなドラマは、いまはありません。

そして、これは、今でも充分に通用します。工場で働く森昌子、小田急ロマンスカーの乗務員の古手川祐子、OLの田中裕子。

今ならば、有村架純、高畑充希、蒼井優。そして、柴田恭兵が演じた、キャッチセールスにうつつをぬかす、今どきのあんちゃんは、これは文句なしに、菅田将暉です。

見たいと思いませんか?今では坂元裕二や、岡田惠和くらいしか書かない、そこらへんにいる、普通の若者のドラマは、間違いなく、現代の人達の心をうつでしょう。

※根津甚八は、今ならば松本潤あたりでしょうか?何のことを言っているかは、ドラマを見ている人にはおわかりでしょう。

それと、三人の父親が、前田武彦、児玉清、そして佐藤慶!