佐藤浩市が、妙な批判を受けております。
「空母いぶき」という映画のなかで、彼は総理大臣を演じるのですが、週刊誌におけるインタビューのなかで、自分等の世代は、どうしても反体制側に感情移入をしてしまうので、自身が演じる総理大臣を、緊張すると、お腹を壊してしまう設定にしたという、ただそれだけのことです。
その、お腹を壊すというのが、内臓に持病を持つ、いまの総理大臣を揶揄するものだというのが、批判の骨子です。ちなみに、ネットでは、各方面から批判とありますが、各方面ではなく、一定の方面の方々です。
反論するのも馬鹿馬鹿しい。
この映画は、フィクションですよ。今までも、明らかに特定の政治家をモデルにしたと思われる作品は、数多くありました。しかし、例えば、それが汚職であっても、批判などされなかった。なぜなら、フィクションだからです。この作品など、別にいまの総理大臣を、モデルにしたわけでもなんでもない。
こんなことで、ガタガタ言われていたら、フィクションなんて作れますか?
私が愕然としたのは、批判しているのが、あの!大ベストセラー作家と、ミリオンセラーを連発させた、出版社の社長だということです。
あんたらが、それを言うか?
ならば、あえて言わせてもらう。あんたらふたりは、やしきたかじんさんの、未亡人にまるのりして、嘘八百を並べた、「殉愛」を、完璧なノンフィクションと謳って出版し、たかじんさんの肉親や、マネージャーを、極悪非道な人でなしとして描き、名誉毀損で訴えられ、敗訴が確定しているのです。しかも、未だに謝罪すらしていない。
その、あんたらが、どの面下げて批判しているのか?
しかも、その大ベストセラー作家に至っては、佐藤浩市さんのことを、三流役者と罵りました。
三流役者!
今や日本を代表する、名優に対して、三流役者とは、よくぞ言いましたわ。
浩市さん、謝ったらダメです。インタビューを読みましたが、国のリーダーでありながら、完全無欠のリーダーではなく、人間としての弱さを、脆さを出したいから、このような設定にしたとありました。
なんにも悪くありません。