青山の児童相談所の件は、相変わらず収束する気配はありませんが、私が不思議で仕方ないのは、タレント連中が、随分と上から目線でコメントしていることです。

遠い昔のことですが、私がとてもお世話になった方が仰っていたことです。

その方のお住まいは、東京でも有数のお屋敷まちなのですが、あるタレントが、そちらに邸宅を建てるということで、クレームが起きたというのです。

成金のタレント風情が住むと、せっかくの閑静なところが、喧しくなるから来ないでほしいと。先祖代々住んでいる、お歴々ばかりだったからです。

タレントって、そんなものだったのです。あんたら、いつからそんなに偉くなったのよ。品がないという点では、確かにその通りです。

でも、そのタレントは、ご近所をくまなくまわり、挨拶をして、住民の理解を得たそうです。

私の亡くなった叔母は、アメリカに永住しておりました。一度おじゃましましたが、その時、その場所は、少し前まで、有色人種は、家を建てられないところだったと教えてくれました。

アジア人種など、とんでもないと。いくら青山あたりでいばっていても、日本人ですら、そういう扱いを、たかだか数十年前までされていたのです。

私は、ニュースや、ワイドショーで、断片しか見ておりませんが、わあわあ反対論をぶっている、青山のセレブの皆様に、私は、品格というものを、かけらも感じませんでした。

誰がどうとは、あえて申しませんが、タレントの皆様におかれましては、それこそ差別を受けていた方々も、たくさんいらっしゃいます。

国籍、産まれた地域、身内のこと、数々のものを乗り越えて、いまのポジションを築いた方々が、少なからずいるのです。

そういった方々ならば、児童相談所が出来ることで、わあわあ言っている連中のことを、嫌悪こそすれ、同じ側に廻るなど、私にはあり得ないと思うのですけれどねえ。

それともうひとつ。

親が貧乏であったり、虐待を受けているような子供の、みんながみんな頭金が悪いと思ったら、大間違いです。

逆に、いいところに産まれ、どんなにお金をかけようとも、阿呆はどこまでいっても阿呆です。

ほら、永田町に、そんな輩がわんさかいるではないですか。