後半の明治維新になり、「西郷どん」は、だいぶ持ち直しました。しかし、結局最後の最後まで、余計なことをした。鈴木亮平、瑛太の熱演があっただけに、もったいないとつくずく思います。
特に、主演の鈴木亮平は、後半になると体重を増やし、まさに西郷隆盛のイメージぴったりになりました。精悍な若武者が、貫禄をつけ、頭を坊主にすることで、今までの数多の西郷隆盛を演じた俳優のなかでも、出色の出来でした。
瑛太も、当初は、小松帯刀と、どこが違うのかとさえ思いましたが、髭をたくわえ、どんどん維新の立役者たる、貫禄ある風貌になりました。人望では、西郷に敵わず、絶えずコンプレックスを抱いていたものの、それでいて無二の親友であるという矛盾を、きちんと演じておりました。
前半の、やたらと甘ったるいストーリーが、後半になるにつれ、一本筋が通ってきたのですが、いかんせん遅かった。そして、ラストも、なぜあえて、史実を変える理由があったのか。
私には、そこがわからない。主役おふたりの熱演があっただけに、尚更残念に思います。