古沢良太さんは、いま、坂元裕二さん、野木亜紀子さんと並ぶ、日本の脚本家のなかでも、間違いなくトップを走っている方です。
最近は、映画でも大作の部類も手掛けておりますが、私にとっての名作は、テレビのほうが圧倒的です。
そこで、ドラマ、映画を、ごっちゃにして、私のベスト5を、挙げておきます。
「相棒」
初期の「相棒」で、とんでもなく面白い作品にあたることがありました。輿水泰弘さん、戸田山雅司さんほど多くは担当しておりませんが、あとで確認すると、古沢作品だったことが多々ありました。
「聖戦」、「バベルの塔」、「ついてない女」シリーズ、隠れた傑作と言われている、「右京、風邪をひく」と、「バースデイ」等々、これ以外にもまだまだあります。これらは、全て永久保存にしてあります。
「デート、恋とはどんなものかしら」
杏と長谷川博己のふたりの設定が抜群なのですが、最終回は、まさに、古沢良太!というテイストで、主題歌までリンクしていたという、古沢ファンには、伝説の作品となっております。
「外事警察」
古沢良太のもうひとつの顔、公安を描いたヒリヒリするような、NHKとは思えない、傑作サスペンスです。渡部篤郎が、公安の魔物と言われた男を、好演しています。
「鈴木先生」
「デート」の遥か前に、長谷川博己を起用した、放送が五年早かった作品。当時のテレ東ドラマで、平均視聴率は、最低でした。
中学校の先生なのですが、鈴木先生は、全くヒーローではなく、保身、妄想癖、その場しのぎなど、見た目とは違い、実に情けないのです。
そして、同僚の先生も、ろくなのがおりませんし、教え子や保護者も、一癖ある連中ばかりです。
鈴木先生が、妄想を抱く、クラスのなかの美少女は、あの!土屋太鳳ですし、後で知りましたが、松岡茉優も出ておりました。
「キサラギ」
これは、先日書いたばかりの映画です。そちらをご覧ください。
「リーガルハイ」の第一シーズンは、メジャーなので、あえて外してあります。
「コンフィデンスマンJP」の初回に、「映画と同じパターンなのに、よくうまくいきましたね?」「ああいう女は、古い映画なんか見ちゃいない」というのがありましたが、これは、見ている側にも向けられていると、私はかんじておりました。
プロですから、当然と言えば当然なのですが、
古沢さんは、古い映画を、相当見ております。それらを知っていれば、古沢ドラマは、もっと楽しめます。「川谷拓三じゃないんだから」というセリフや、「マルサの女」のパロディすら、わからない人が増えている。
「スティング」に関する言及が、ほとんどないことが、その証です。悪口ヒョーロンカの今井某が、週刊文春で、珍しくこのドラマを誉めておりましたが、その方でさえ、「スティング」に触れていませんでした。恐らく見ていないのです。
そんな気がしてなりません。