「半分、青い」は、こんなに面白くて良いのでしょうか?
北川悦吏子さんは、ラブストーリーの巨匠のように称されておりますが、ここまでコメディのセンスがあるとは思いませんでした。
ただでさえ面白かったのに、中村倫也が登場して、さらに面白くなりました。
佐藤健扮する律より見た目が劣るのに、とにかくもてます。あのまめさ、気配り、さりげないところは、確かにもてるのです。男前すぎないところもいい。
このドラマの登場人物は、みんなどこかへんです。特に、豊川悦司扮する秋風羽織は、カリスマ漫画家ですが、わがままで気難しく、気分屋と、性格は最悪なのですが、漫画のセンスは天才的という、もっとも扱いづらいタイプの人間で、それを豊川さんが、実に楽しそうに演じております。
ヒロインのことを、誰もが「岐阜の猿」と呼び、その猿が、マハジャロ(!)で、金色のボディコンを着て、お立ち台で踊るという、とんでもない弾けかたが素晴らしい。
ピンクハウスしか着ない井川遥に、ゲイを公言する志尊淳のアシスタント。キャラクターの色付けが抜群なのです。じいちゃんの中村雅俊に至っては、ギターまで弾くのです。
北川さんは、テレビではあまり、私好みの作品がありませんでしたが、これはたまりません。
今からでも、是非!
※しかし、律のことを、「ベニスに死す」の美少年に例えるなんて、朝ドラを見ている人の何割が、ビスコンティのことをわかるのでしょう?
もうひとつ。
初めてディスコに行く律の服装が、大笑いだったのですが(どんな美少年でも、田舎者は田舎者です)、ああいう服装は、結構流行っていたのです。そして、同じく当時の流行だった、ダブルのジャケットを着ていくのですが、グラスメンズのような色つかいなのです。
時代考証、よくやっています。