「コンフィデンスマンJP」は、エピソードごとのばらつきが、かなり出ておりますが、脚本の古沢良太さんは、よくひとりでこれだけのものを書いていると思います。

昨日は、食品偽装をしている、映画狂の食品会社の社長を、佐野史郎が演じるという、まさにはまり役でしたが、銀座の「スワンソン」(!)での会話は、抱腹絶倒ものでした。

だいたい、店の名前だけで、いかにマニアックかがわかります。スワンソンといえば、グロリアスワンソン、グロリアスワンソンといえば、「サンセット大通り」、「サンセット大通り」といえば、ビリーワイルダーと、映画好きならば、とまらなくなります。

初回で、私は、ゴンドルフという名前のことを指摘しましたが、ブルゾンちえみのことはわかっても、ゴンドルフのことを指摘したものは、ネットでも私は、未だに見ておりません。そんなものです。

ダー子と、佐野史郎扮する俵屋の会話のなかで、三船、高倉などはともかく、優作と力也が喧嘩して殴りあったときの、壁の傷には大笑いしました。

ただ、ひっかけとしては、さすがに雑です。このてのお話を、詳しく書くのは野暮なので、あえて触れませんが、今回は、映画ファンが、ゲラゲラ笑えるもので、本筋はあまり感心できませんでした。

それでも、今期のドラマのなかでは、「ブラックペアン」と並び、トップクラスです。

※俵屋の愛読書が、「キネマ新報」で、もろ「キネマ旬報」なのですが、表紙が生瀬勝久と船越英一郎いうのも、恐らく伏線だと思います。