原作を読んでいた、わたしの子供は、キャスティングを見て、あり得ないと申しておりました。
早見和真さん原作の、「イノセントデイズ」です。
なぜ、あり得ないかは、恐らくもう聞くことはないと思いますが、少なくともひとつのドラマとしては、「イノセントデイズ」は、かなりのものです。
竹内結子さん扮する、田中雪乃は、放火殺人の罪で、死刑判決が出ます。
子供のときに、友達だった、妻夫木聡さん扮する佐々木は、うだつの上がらない毎日を送っておりますが、ニュースで雪乃のことを知り、とても信じられないと思います。
佐々木が主役ですが、ここまで主役らしくない、主役も珍しく、清掃のバイトで、細々と生きています。同じく遊び仲間だった新井浩文さんは、今は弁護士になっており、協力を申し出ますが、雪乃に接見したところ、再審請求をするつもりはないし、死刑を受け入れる、だから二度と来ないでくれと告げます。
まだ、全貌はわかりませんが、雪乃の親友だった長谷川京子さん扮する、童話の翻訳家は、かつて自分の罪を、雪乃にかぶせます。
生い立ちも恵まれておらず、雪乃はずっと日陰を生きてまいりました。いいことなんか、なんにもありませんでした。母親も父親も最低でした。暴力、虐待、酷いものでした。
自分は、この世に必要のない人間だと、雪乃は思っています。
だから、容疑者として、田中雪乃が逮捕された時、世間はあることないこと書き立てます。ストーカー行為のうえ、母子を焼き殺すという事件ですから、極悪非道のほうが、世間は注目します。
しかし、明らかに雪乃は、なにかを隠しており、また、被害者の夫も、普通の家族思いのお父さんではありません。
いま、ここらあたりです。
妻夫木聡さんは、原作に惚れ込み、自らプロデューサーもつとめております。また、監督も、「愚行録」で、妻夫木さんと組んだ、石川慶さんで、テレビドラマというよりも、映画のタッチです。
私も、原作を読んでみようかと思います。いま、春ドラマが始まる前なので、尚更このドラマのクオリティが、際立っております。