昨日の「anone」、わかりました?

凄かったですね。

徹底的でした。

どういうことか?

例えば、小林聡美さん扮する、るい子の、田中裕子さん扮する亜乃音から奪ったお金が盗まれます。

犯人は、ドラマをきちんと見ていればわかるのです。しかし、 昨日の時点で、その説明はありません。

るい子の、悲しい過去が明らかになりました。息子と姑の、異様な関係が、彼女を追い詰めておりました。



家族の総意で(!)、離婚を迫られるるい子は、理解の条件として、息子と一緒に料理することを望みます。この時のるい子と息子は、私にはたまらなかった。

凡百のドラマであれば、息子は母親の愛情に気付き、母親は嗚咽する。しかし、坂元裕二さんは、とことん突き放します。

また、亜乃音は、娘を尋ねます。娘は、母親と血の繋がりがないことを知ってから、失踪したのですが、父親とはずっと連絡をとっており、しかも夫は、そのことを亜乃音に隠しておりました。

血縁関係がないことがわかるまでは、普通の家族、普通の親子だったのです。しかし、事実を知ってから、娘は変わり、母を拒絶するようになりました。

なぜなら、他人だから。

何年も何年も逢っていなかった娘は、何も変わっていませんでした。シングルマザーになり、苦労をしたであろう、今になっても。

こちらも、お母さん、今までごめんなさい、などという、ウェットなところは、微塵もありません。

るい子は、かつて堕した娘の幻影に逃げ、亜乃音は、広瀬すずさん扮するハリカに逃げる。

家族を失ったもの、家族から拒絶されたもの、家族を欺いたもの、そして家族を作る事すら出来ないもの。

これは、とんでもないドラマです。

※いま、見直して、私の明らかな間違いに気付きました。申し訳ありません。

るい子は、仕事を辞めてから、結婚しておりました。だから、仕事のために家事を疎かにしたわけではなく、子供が産まれてから、元々マザコンであったであろう旦那の意志で、資産家の母親との同居を選んでおりました。

また、会社に火をつけて、刑務所にいたのも嘘でした。

姑は、はなから嫁は眼中にはなく、息子と孫にべったりでした。だからずっと、るい子は家庭のなかでは、3対1だったのです。

それで、せめて心のなかだけは、3対2になろうと、娘が現れたのです。

私、昨日は、チャプターをひとつ飛ばしてしまったようです。お詫びして訂正し、謝っていたところを削除しました。申し訳ありませんでした。