元々、原作ものの映像化においては、野木亜紀子さんは、日本のトップクラスでした。
「逃げるは恥だが役に立つ」で、注目されましたが、「重版出来!」や、「空飛ぶ広報室」などのドラマのほかにも、「図書館戦争」や、「アイアムアヒーロー」等映画でも、高い評価を受けており、着実にキャリアを積んでおりました。
その、野木さんが、オリジナルに挑戦した、「アンナチュラル」ですが、初回は見事でした。伏線を張りつつも、二転三転するストーリーを展開させ、きちんと一話を終わらせるというのは、そうはできません。
相当面白いと、私は書きましたが、昨日の第二話も素晴らしかった。
石原さとみ扮するミコトが、絶体絶命のピンチに陥ります。しかし、連ドラでは当たり前ですが、ここで死ぬわけがありません。つまり、どうやって助かるか、を見せるのが脚本家の腕なのですが、時間的にはやや無理がありましたが、斬新な手法を取りました。
それでいて、一話完結のストーリーのなかで、少しずつ関係性が明らかになっていく。これは相当なものです。なぜなら、原作というベースがあって、そこに色付けをするのではなく、全てオリジナルなのです。
このクオリティが、最後まで維持できるのであれば、ですが、野木亜紀子さんは、日本における脚本家の、トップグループに完全に入ったと考えて良いでしょう。
彼女はいま、間違いなく、旬であります。
※それにしても、改めて思いました。
井浦新、窪田正孝、市川実日子、北村有起哉、薬師丸ひろ子、松重豊という、鉄壁のレギュラーメンバーに、さらに大倉孝二も加わりました。「anone」同様、見事というしかありません。
ゲストもそうで、今回は栄信という方が、強烈なインパクトを与えました。私は、存じませんでした。
塚原あゆ子さんの演出も、相変わらず絶好調です。彼女の紡ぎ出す映像は、どんな場面でも美しい。
このコンビは、まさに無敵です。