たまたま、ネットニュースを読んでおりましたら、非常に香ばしい記事が出ておりました。
現役のテレビ制作会社のプロデューサーのお話です。
私が遠い昔、そちら側にいたころ、正社員でありながら、社会保険も年金もなく、残業扱いはおろか、そもそもタイムカードがありませんでした。そりゃそうです。現場に直行、直帰が当たり前だったので、時間など管理しようがありません。
昨年、ニュースを牛耳っている、サヨクの根元のように言われた、泉放送なんて、聞いた話ですが、基本給は業界最安値と囁かれておりました。
さすがに今では、そんなこともないだろうと思っていたのですが、逆ですね。むしろ非正規が増えているのですね。
ニュースに出ていた会社も、タイムカードがないそうです。だから、残業という概念がない。そして当然、残業代が存在しない。
今でも普通にあるそうです。30時。
そう、例えば今日から仕事が始まると、翌日午前6時は30時なのです。それでその日は、普通に午前8時から、ロケが入っていたりする。
ADが飛ぶ、という言い方もあるそうです。
突然ADが失踪する。しかし、非正規だから、探しようがない。だから、誰も探さない。
闇金だって探しますぜ。そうだ、そもそもそっち側の隠語です。
主食はロケ弁、ハイカロリーでなおかつ早飯。身体に言い訳がない。しかも編集室にこもると、太陽に当たらない。
不健康な感じに太ります。お世辞にも清潔な感じとはいえませんでした。
ちなみに、私がいたところなど、生放送の番組を、嬉々として受けておりました。帯のワイドショーや、正月の生放送など、得意中の得意でした。普通は年末が特番のピークで、正月は休めるのですが、私達は、年末忙しくて、そのうえ同時進行で、正月特番の準備もするのです。そして、正月が終わると、普通に帯のワイドショーが始まる。そう、休みがないのです。と、いうか、休めるわけがない。
それでいて、番組にかける予算は、どんどん減っているそうで、しわ寄せは下請けに向かっていると聞いております。
現場の状況は、どんどん過酷になっています。それで、ニュースで、働きかた改革の取材なんて、阿呆らしくてやってられないでしょう。