間もなく日本アカデミー賞が発表されます。

この賞の胡散臭さは、何度も何度も書きました。はっきり申しますが、その程度の賞です。日本テレビとあの!広告代理店のものです。

昨年、一昨年と、主演男優賞を、ジャニーズの方々がとりました。

岡田准一さんと、二宮和也さんです。

岡田准一さんの、「永遠の0」を、私は評価しませんが、大ヒット作の主演ですし、二宮和也さんは、元々とても巧いかたです。だから、おふたりがとっても私はおかしいとは思っておりません。

ただ、かつて、「武士の一分」に木村拓哉さんが主演したとき、彼はノミネートされる前に、辞退しました。それ以来、ジャニーズからのノミネートはありませんでした。

何せ、とにかく負けることを嫌うところです。それが一転して、ノミネートを受けるようになり、結果として二年連続して賞をとりました。

だから、出来レースなどと噂されました。

今年、岡田准一さんが、またしてもノミネートされておりますが、「海賊とよばれた男」は、そこまで評価されておりません。

もし、もしですが、今年、あのメンバーであれば、佐藤浩市さんあたりが妥当なところです。

でもね、「怒り」が主要部門のほとんどにノミネートされているのに、当の主役の、渡辺謙さんが入っていないって、明らかにおかしいでしょう。

渡辺謙さんに恥はかかせられないから、あえて外したというのは、うがちすぎでしょうか?

岡田准一さんが、主演男優賞をとれば、これはもうジャニーズだけで賞レースをやっていればいい。俳優は、ジャニーズだけではありませんし、他の皆さんは、馬鹿馬鹿しくてやっていられないでしょう。

ただし、その時は、日本アカデミー賞ではなく、日本テレビ&ジャニーズアカデミー賞とでも名乗ればいい。

岡田さん以外の方がとれば、まだ少しはまともなところが残っていると思いますが、何よりジャニーズが負けるというのを、私は見たことがないし、今までならば、考えられません。

どうするの?

これは、日本アカデミー賞の分かれ目なのです。そして、一歩間違えれば、日本アカデミー賞は、ガタガタになります。

いや、すでにガタガタなので、とどめになるということです。