カヲル君まで、元カレとして登場した、「逃げるは恥だが役に立つ」ですが、いやー、野木亜紀子さん、本当に巧いですねえ。

この作品が、基本主演おふたりのモノローグ中心で進行していることは、前にも書きました。

みくりと平匡の、その時の気持ちを、それぞれが語られるのですが、こういう構成は、ありそうで実はあまりありません。

少しずつ、少しずつ、お互いのことがわかり出し、少しずつ、少しずつ惹かれ合っていることに気付きだします。

けれど、みくりは、平匡の本当の気持ちが理解できません。もう、元のお仕事としての契約主婦に戻ろう、期待するのはやめよう、もう疲れた、と、思います。

平匡は平匡で、自分の奥手の性格のことを、引け目に感じており、旅行の終わりが近づくにつれ、様々な想いが、心のなかを交錯しています。

そこで、モノローグが、初めてかぶります。ここです。原作は知りませんが、ここは抜群です。

そして、平匡は、思わぬ行動を起こします。

恐らくは、もうネットなどに、何をしたかは書かれていると思いますが、どうかドラマをご覧ください。

極めて良く出来た、楽しく切ない、名作です。

※東京ドラマアウァードが発表されました。

過去1年間の、ドラマのアカデミー賞みたいなものです。ザ、テレビジョンのような、特定の事務所に偏ったものではありません。

大賞は、「あさが来た」です。

優秀作品賞です。

「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」

「民王」

「下町ロケット」

「ゆとりですが何か」

「沈まぬ太陽」

「釣りバカ日誌」

そして、単発ドラマは、「赤めだか」

「釣りバカ日誌」だけは見ておりませんが、他はワタシが、繰り返し賞賛した作品ばかりです。

別に、私に見る目があるわけではありません。まともな人が見ていれば、こうなります。

並びを見て、五十音順かと思いましたが、一番最後が、「釣りバカ日誌」でした。

と、いうことは、「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」は、次点だったのかもしれません。まあ、それはいい。

このドラマが、適正に評価されたことは、本当に嬉しいことです。