わたし、齢五十を超えているものですから、さすがにキュンキュンするなどと書けないわけです。

そういう言葉を使わずに、例えば「逃げるは恥だが役に立つ」みたいなドラマのことを書くのは、非常に難しい。

かと言って、キュンキュンなどという表現は、さすがにこっ恥ずかしい。

いま、「君の名は」が、とんでもない大ヒットになっておりますが、この映画も、やたらとキュンキュンというフレーズが使われております。

うちの馬鹿息子は、「君の名は」は、そこまでではない、「シンゴジラ」のほうがいいと、断言しておりました。

こいつの評価は、あまり信用しておりませんでしたが、最近では、「怒り」だの、「何者」なんてのまで見るようになっておりますので、なかなか侮れなくなってまいりました。

で、「君の名は」を、いま、どうしようか、迷っております。

入れ替わりものということだけは知っております。

入れ替わりといえば、「転校生」です。大林宣彦監督の、大傑作です。だから、実写とアニメとはいえ、比較しなければなりません。

あのラストを超えられるのでしょうか?

そして、「転校生」を見た、大学のとき、私は、キュンキュンしていたのでしょうか?

していたかも知れねえなあ。

※ただ、いま私が見たいのは、同じアニメですが、「この世界の片隅に」です。

あの、能年玲奈さんが、声優として参加し、水道橋博士曰く、空前絶後の大傑作と評した作品です。

テレビでのパブリシティは、どういうわけか(!)ほとんどありません。

ひとつだけ言えるのは、大化けする映画は、どちらかというと、万人受けするもので、傑作と感じたものは、あまりありません。この作品には、私には、なぜか妙な嗅覚が働いております。

また、今のところ、私の地元では、シネコンがあるにも関わらず、公開予定はありません。

太平洋戦争末期の、呉のお話です。これは見たい。なんとしても見たい。

天才、能年玲奈の、声優とはいえ、独立後の初の仕事ですから。