昨日のお話に関連して。

ひとつの名作があったとします。そこには、素晴らしい脚本、演出、そしてたくさんの俳優とスタッフのちからが結集されたこそなのです。

だからといって、そこに関わった方々の全ての作品が名作にはなり得ません。当たり前のことです。

私が敬愛する、倉本聰さん、山田太一さんでさえそうです。あれ?というのもありました。

また、いま、私にとってマストである、坂元裕二さん、古沢良太さんでさえ、おや?ということはありました。特に、かつての坂元作品は、私は苦手でした。

いま、名前を挙げた方々の作品は、何があっても見ます。大好きだからです。しかし、それと評価は別物です。

しかし、世の中には、この人ならば絶対だ、と、盲信する方々がいらっしゃいます。熱狂的ファンです。

そういう方々は、そういう見方でよいのでしょう。ただ、私もただの素人ですが、他人様が作った作品に対して感想を書く以上は、そういう偏りをなくさねばならないと、常々心掛けております。

ましてや、特定の作品を批判するならば、尚更です。

例えば、林宏司さんの作品など、私は、大好きでしたが、今は全く波長が合いません。そういうものだと思います。