大方の予想通り、百田尚樹氏の大ベストセラー小説、「海賊とよばれた男」の映画化が発表され、主演は、「永遠の0」に続いて、岡田准一さんです。

私は、この作品に関しては、岡田准一さんはあり得ないと書きました。あまりに描かれる年月が長いのと、国や規制と渡り合う、清濁併せのむようなキャラに、岡田さんでは違うと感じたからです。

確かに、軍師、黒田官兵衛を、老齢まで演じておりますから、やれないことはないでしょう。しかし、今回ばかりは、イメージが違うのです。

かつて、山崎豊子さんの、「白い巨塔」を、唐沢寿明さんが演じて、大ヒットしたので、同じ山崎さん原作の、「不毛地帯」も、唐沢さんが主役を張りましたが、こちらは成功とまではいきませんでした。

当たり前のことで、同じ原作者でも、描かれるものは違うのですから、向き不向きがあるのは当然です。

演技者としての岡田准一さんは、大したものですが、アイドルでもある彼が、ちゃんと老け役をやれるのでしょうか?

私は、例え青年期を岡田さんが演じるにせよ、壮年期は、他の役者をたてるべきだったと思います。

そして、あれだけの長編を、何時間の映画にするつもりなのか。大ヒットが確実ならば、今はやりの前後編にしたほうが、儲かるに決まっております。

一年前なら、間違いなく前後編にしたでしょう。東宝も、一連の騒動で、少し腰が引けたのと違いますか?

相当端折らないと、二時間を超えるくらいの尺にはおさまりません。今の流れならば、私は好きではありませんが、前後編のほうが自然です。

「永遠の0」のような、メガヒットにはならないと思います。