ここまで徹底的にやってくれると、さすがに面白いです。

遠藤憲一さん、菅田将暉さん、ダブル主演の、「民王」です。

いや、馬鹿馬鹿しいストーリーなのですが、それを大真面目にやるから、突き抜けています。

主演のお二人は勿論なのですが、総理の腹心である、官房長官の金田明夫さんと、秘書の高橋一生さんが抜群なのです。

ふたりは、動と静、情けと理なのですが、このバランスが完璧です。

ふたりとも、実に巧いかたなのですが、ここのところの高橋一生さんは、素晴らしいです。

一度、リアルタイムで見てから、今流行りの、副音声を聴いたのですが、まさにこのおふたりで、いかに真摯に役に向き合っていたか、よーくわかりました。

しかも、ラストでオカダカズチカさんですよ。わかる人にしかわかりませんが、新日本プロレスのスーパースターです!レインメーカーです!

チャンピオンベルトを持って、カレーを食べにくるだけで爆笑なのですが、こういうくすぐりが、あちこちにあって、本当に目が離せません。

西田敏行さんも、悪役を実に楽しそうに演じておりましたし、公安の新田を演じた、山内圭哉さんの馬鹿馬鹿しさにも、大笑いしました。

脚本の、西荻弓絵さんは、「SPEC」もそうでしたが、捻りを加えたドラマを書かせると、実に面白い。

これは、続編ありますね。

※すんません、昨日、副音声でのコメントを聞いて、初めて菅田さんを、「すだ」と呼ぶことを知りました。

さらに追伸

ネットでの指摘でわかりましたが、翔の最終面接で、宇宙刑事ギャバンと、シャリバンと、ゲキレンジャーが並んでいたのですね。

対する菅田さんは、仮面ライダーです。

やりますねえ。正義の味方だらけです。