最近、アメブロの、映画、テレビのランキングでは、ベスト100以内に入っても、驚かなくなってまいりました。素直に喜んで良いのでしょうか?何せ知り合いは、3人しかおらず、アメンバー申請も、片っ端から断っている者としては、毎度1000を超えるアクセスが、普通になってくるというのは、少々不気味なものを感じるのです。

さて、「デート」です。

ここにきて、少し停滞しております。「問題のあるレストラン」は、何度も見返しておりますが、「デート」は、そこまでではありません。

しかし、昨日もそうですが、リアルタイムで見た後、もう一度見直すと、まあ、いろんなところにコネタをぶっ混んでおります。

胃潰瘍、実は末期ガンというのは、長谷川博己さんの言う通り、散々ドラマで使いふるされた展開であります。しかし、今時末期ガンでは、手術などいたしません。

すなわち、普通のドラマを見ている方々ならば、杏さんや長谷川さんの勘違いというのは、すぐにわかります。そのうえで、どう見ている者を裏切るかが、脚本の腕です。

巧いですね。土地の権利書やら、葬儀社に風吹ジュンさんを行かせるは、死ぬというフラグを、あちこちにばらまき、しまいには公園でブランコですよ。

ここで、大笑いしなければ、いけないのですよ。黒澤明さんの「生きる」をやってるんですから。

離別した父親(このての役は、平田満さんは多いですな)は、息子そっくりの屁理屈親父なのですが、古いアパートで独り暮らしをする父親を訪ねた時、長谷川さんは、女の影をみつけます。そして、父を罵倒して出ていくのですが、実は、、、という展開がまず巧い。

そして、ラスト近く、杏さんと言い合いになり、お母さんを喜ばそうと思って、二人で書いた婚姻届けを、長谷川さんは、びりびりに破り捨てます。そこを冷静に掃除する、清掃のおばちゃんに大笑いです。しかも、そのびりびりにした婚姻届けが、ラストでちゃんと生きてくる。


今回は、古沢さんらしい、派手なけれんはありませんでしたが、充分楽しめました。こういうドラマは、今の私にはありがたいです。