NHKのBSで、ザ、タイガースの、東京ドームコンサートを放送しておりました。

これはまいりました。

全員が完璧に揃ったことは、確か一度もなかったと記憶しておりました。

みなさん、還暦を超えておりますが、この素晴らしさをなんと表現すべきか、困惑しております。

彼らはグループサウンズです。そう、バリバリのアイドルでした。

その彼らが、あの東京ドームで、しかもサポートメンバーを使わず、演奏し唄う。

これは、とんでもないことです。

前半は、ストーンズを中心とした、ロックのスタンダード、後半はオリジナルの懐かしい曲の数々と、見る側を飽きさせません。

それぞれが、様々な人生を送り、決して順風満帆ではなく、それでも全てを達観して、ひたすら唄う姿はたまりません。

特に、今では名脇役として、欠かせない存在になった、岸部一徳さんのベースが泣かせます。

勿論沢田研二さんのボーカルの艶は、昔のままです。

昔、何かの番組で見たのですが、岸部さんは、未だに「沢田」とジュリーのことを呼ぶのです。

確か、井上尭之さんもそうでした。

ミュージシャンで、お互いを苗字で呼ぶのが、ものすごく格好いいと思った記憶があります。

今のアイドルで、還暦を過ぎても、こうやって集まって、歌って演奏できる方々って、いるでしょうか?

ましてや、ドームに人を埋められる方々が。

そう考えると、ザ、タイガースの凄さが理解できると思います。



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