WOWOWのドラマWという枠は、いくつかの例外を除けばかなりのクオリティなのですが、今回は見るべきか迷っておりました。

「パンとスープと猫日和」です。

大概は誰かが殺されるようなドラマばかりやっているのですが、今回は実にゆるい。

出版社に勤める小林聡美さんは、理不尽な異動を指示されます。

同じ頃、小さな食堂を営んでいた母が急逝し、料理本を担当していた彼女は、悩んだすえ小さなカフェをオープンさせます。

サンドイッチとスープの店として。

これは、私の見るドラマではないと思い、風呂に行きました。風呂からあがると、なんとドラマとは疎遠な息子が、このドラマを見ております。

では、つきあうかと思い、一緒に見ておりましたら、これがやたらと面白い。

そして何より、パンとスープが、物凄く旨そうなのです。

フードスタイリストは、飯島奈美さんです。そう、「ビストロスマップ」を手掛ける、フードスタイリストの第一人者です。
だから、とにかく美味しそうに見えるのです。

さらに、最後のクレジットを見て、納得しました。

協力、PASCOです。パンのメーカーが関わっているのです。

そういえば、PASCOのコマーシャルに、小林聡美さんは出ておりました。

私の地元では、PASCO製品は購入できませんが、東京にいたころ、イングリッシュマフィンをよく食べたことを思い出しました。

小ぶりのカンパーニュのようなパンに、チキンや野菜を挟んだサンドイッチに、トマトやズッキーニをたっぷり入れたスープは、地方ではカフェと名のつくお店でも食べられません。

見終わったあと、パンが食べたくなることだけは、間違いありません。

※脚本はカーゴパンツとクレジットされておりました。

誰?


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