NHKで、「龍馬伝」や「ハゲタカ」を監督した、大友啓史さんが、フリーになって最初の監督作品が、「るろうに剣心」です。

これ、ワーナーが製作したのですね。

なるほど、海外マーケットを、ターゲットに入れたうえで、作られた作品でした。

よくも悪くも、海外で受ける作風です。

かなりの部分で、アクションシーンがありますが、ペキンパーとタランティーノを合わせたような感じと言えばわかって頂けるでしょうか。

とにかく、スピーディーで派手です。

時代劇のリアリティには、全く拘らず、ひたすら面白さだけにポイントを絞った作り方です。

佐藤健さんが、とにかく格好いい。大友監督は、「龍馬伝」のときの岡田以蔵役をイメージしてのキャスティングでしょう。

三池監督と違い、やたらとグロい演出にはなっていないので、その点も私向きでした。

また、プロデューサーは、小岩井宏悦さんです。元フジテレビで、数々のヒット作を産んだ方ですが、なんとワーナーブラザースにヘッドハンティングされていたのですね。

マンガの実写版で、監督がテレビあがりという、普通ならあまり芳しくない条件の元での大ヒット。この内容ならばわかります。

※大友監督の次回作は、なんと東野圭吾原作、二宮和也、豊川悦司主演の、「プラチナデータ」であります。

これは、期待するなというほうが無理です。


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