確かに偉業でしたが、人工衛星「はやぶさ」は、これでもかというくらい映画化されました。


これがまさに、今の日本映画の一番悪いところなのです。


映画評論家の前田有一さんという方が書いておりましたが、スポンサー集めでこれほど楽な事はありません。


名だたる企業がはやぶさのプロジェクトに関わっており、しかもそれらの企業を実名で讃えるわけですから、金を出さないわけがない。


つまり、企画が通りやすい。中身も日本人の大好きな苦難を乗り越える感動話です。


でも、結果はみんな知っています。偉業であってもそんなお話にお金を払いますか?


要するに、リスクの少ないほうに流れるから、こういう似たような企画だらけになってしまうのです。

だから、前田さんも書いているとおりで、日本映画のシェアを独占する東宝だけが、はやぶさの映画を一切作らなかった。私はこれが全てだと思います。