人間、楽をしたほうがいいに決まっております。私自身そうです。


大した苦労もせず食べていけるなら、こんな良い事はありません。


恐らくもう私のブログなど読んでいないでしょうから書きますが、以前日本人に受けている映画を作っていて何が悪い。外野がギャーギャー言ったところで何も変わらないというコメントを頂きました。


それに対して、やんわりと反論を致しましたが、もうちょっと踏み込んで書いてみます。


まず、今のテレビ屋主導の映画が面白いし、受けていると思っている事自体が素晴らしい。日本人に受けている映画が作られていると思っているのならおめでたいと言ってもいい。


ガキが食い付く事しか考えていない映画が大半ですからね。まあ、今の日本の映画界の方々が、ぼったくりバーみたいに、劇場に入れてしまえばこっちのものと考えていれば、これで良いのかもしれません。


私の地元では、そんな映画が幅をきかせていたばっかりに、「ブラックスワン」も「トゥルーグリット」も、今公開中の「Jエドガー」も封切られません。


地方とはいえ、結構でかいシネコンです。アニメとマンガが原作の映画化と、アイドルものがほとんどです。

しかし、あえてタイトルは書きませんが、あんなもの誰が金を払って見るのでしょう。 私には不思議で仕方がない。


それに、スポーツ、ファッション、ものづくりと、世界のマーケットを狙っていない業界は、全て発展しておりません。


そんなに素晴らしい企画と心底思っているのなら、世界にうって出れば良いではないですか。


思ってないんでしょ。


そうだよね、私はアカデミー賞などに選ばれる作品が、全て素晴らしいとは思っておりませんが、アカデミー外国映画賞にノミネートさせようとエントリーする邦画は、未だほとんど時代劇です。ガイジン受けがいいと思っているのでしょう。


しょーもないドラマがほとんどのテレビに、映画のイニシアチブを握られているくらいですから、しゃーないですけどね。


ちなみに、昨日はあの日本アカデミー賞でした。

映画会社が持ち回りで受賞を決めるという、まさに日本映画界を象徴するような茶番セレモニーです。

候補者をステージにあげ、時間稼ぎに愚にもつかないインタビューをだらだら流す、ショーというものを全く理解していない輩が作る、バラエティー番組です。

あんなものを垂れ流して、何にも感じないのでしょうね。そうですよね、日本人に受けていると思っているのですからいいんですよね?


ちなみに、今年の持ち回りは松竹だったのですね。だから「八日目の蝉」が独占でした。


あの作品は、確かに素晴らしいものでした。だから受賞自体に何の異論もありません。


ただ、あの作品の実質的な主演は永作博美さんです。だからほとんどの映画賞は永作さんに主演女優賞を与えました。また小池栄子さんに助演賞も多かった。


しかし、そうなると、タイトル上主演の井上真央さんの立場がない。だから、井上さんを主演、永作さんに助演を割り振った。これは映画会社かテレビの意向でしょう。

もっとも、受賞は興行成績やDVDのレンタルにもほとんど影響がないそうです。その程度のものです。


それでも、でんでんさんの受賞は本当に嬉しかったです。マイナーな会社の作品は、ほとんど無視されますから。