秀作揃いの「深夜食堂」ですが、やはり出来不出来はあります。

先日見た、「クリームシチュー」は駄目でした。

ドラマですし、この作品も大人のファンタジーですから嘘や無理があってもいいのです。

許容範囲であれば。

これはあきません。脚本が稚拙です。

家族に背を向け、家を出た作家(吹越満)が主人公です。編集者にスランプと言われ、風俗嬢をマンションに呼ぶなど生活は荒れています。

一方、キャバクラでバイトする就活中の女子大生(朝倉あき)がいます。

この子が必ずクリームシチューを注文します。

ま、ここでこの二人が親子だと、大概気がつきます。ドラマですから、このくらいの偶然は大目に見ます。

バイトがばれて、彼女は内定が取り消しに成ります。そこで何と彼女はデリヘルでバイトを始めます。別にデリヘルにまで行かなくてもと思いますわ。だって、キャバクラは風俗ではないですから。まだ大学にいるわけですから、何でデリヘルやねん?と普通は思います。

案の定、作家はデリヘル嬢を部屋に呼ぶと娘が来るわけです。またまた偶然です。

しかも!就活を続け、やっと最終面接にこぎつけると、面接官は彼女のキャバクラ時代のお得意様です。

ええかげんにせえ!でしょう。

面接官(徳井優)のおかげで、彼女は契約社員として採用され、家族も和解し、みんなでシチューを食べてめでたしめでたしです。

今回の収穫は、クリームシチューの作り方、これだけです。早速作ってもらったくらいですから。


脚本の荒井晴彦さんは、大ベテランで、もっばら映画の人です。

連名でクレジットされていた女性は娘さんでしょうか?苗字が一緒でした。私はそのあたりが今回の出来の理由だと思っております。