私は、零細ながらも会社を経営しております。

ただでさえ業績が右肩下がりなところに、あの震災があり、今年はあちこちに迷惑をかけましたが、それも何とか乗り切れそうです。わずかずつですが業績も回復しておりますし。

私は跡継ぎです。いわゆる潰す三代目という奴で、事実そのとおりにいずれはなるでしょう。息子に継がせる気はありませんから。

私の回りもほとんどそうです。会社を経営している友人ほど、子供の手に職をつけさせようとしております。何とか一生食いっぱぐれる事がないようにと、親と同じように資金繰りで苦労しないように、という思いからです。

そんな一方、例えばショップやレストランをオープンさせた、30もいかないお兄ちゃんが、よくオーナーを名乗ってメディアに登場しております。


ショップやレストランをオープンさせるのに、いくらかかるかご存知で?

私が住んでいる田舎ならいざ知らず、都会であればその初期投資額は半端ではありません。


例えば、ショップやレストランで働きながら貯められるような金額ではないのです。

銀行ですか?ご冗談を。何の実績もないあんちゃんに、将来性なるものを見込んで金を貸す銀行など、今時一つもありません。

ならば、どうやってオープンさせるのか、?


そりゃスポンサーです。誰かパトロンを見つけるしかないのです。


後は親か親戚ですね。大金持ちでもない限り、30そこそこでオーナーなんて絶対不可能です。


でも、よくいるでしょう。やたらとメディアに露出しているオーナーシェフやらオーナーパティシエ。

それらの店のホームページをたどってみてください。大概カタカナの名前のついた会社が、小さく出て来ますから。それが本当のオーナーです。

それでも彼らは、自らをオーナーと名乗ります。所詮なんちゃってオーナーなんですけどね。