最近テレビドラマの事ばかり書いておりますが、実は仕事のほうは、今結構大変です。そんなこんなで昨日はブログの更新ができませんでした。

さて、ドラマ(特にテレビの場合)は、出来の七割が脚本で決まると言われております。

わかりやすい例をいくつか挙げましょう。

先日書きました、「世界で一番熱い夏」です。私に極めて相性が悪い、渡邊睦月さんという方に加え、都築某という放送作家が関わっていた事を最近知りました。

そりゃ酷いわけです。

勿論放送作家が脚本を書いて悪いと言っているわけではありません。

ただ、バラエティーの延長で何の勉強もせずに脚本を書けば、そりゃ大怪我しますわな。

今や人気脚本家になった君塚良一さんは、かつて萩本欽一さんのブレーンだったパジャマ党の一員でした。その君塚さんに、萩本さんは、これからドラマとバラエティーの境界が曖昧な時代が来ると思うから、今のうちに映画を嫌というほど観ておけと言われたそうです。

そういう下地がちゃんとしていれば、ちゃんとしたドラマは書けるでしょう。

平岩弓枝、向田邦子さんなど優れた脚本家は、優れた作家にもなれるくらいなのですから。

「世界で一番熱い夏」は、設定自体は悪くないのです。政治家の秘書が、突然殺人犯の容疑をかけられ、逃亡しながら真実を暴いていくというものなのですが、シリアスなドラマなのにまるでコントなのです。

警察は単純で無能、主人公はどんなピンチになっても絶対に捕まりません。

数百人の警察に追いかけられながら逃げ切るなんてのはその典型で、どうやって逃げたかは何の説明もありません。そう、バラエティーの手法なのです。

この方が関わったドラマで「ムコ殿2003」があります。

最初の「ムコ殿」は、典型的なベタベタのホームドラマでしたが、長瀬さんのキャラクターで、まだ観られました。脚本はいずみ吉紘さん。あの「ルーキーズ」を書いた方です。

それが続編になり、脚本がこの方になると、なぜか長瀬さん以外のキャストを全取っ替えし、似たようなストーリーを繰り返し、しかも昔の松竹映画の母もの(わかんないでしょうね)のようなお話ををぶちこむものですから、滅茶苦茶になりました。

だから生放送を挿入したり、アイドルを本人役で出演させたりと、その場しのぎの事ばかりを繰り返したので、私は阿呆らしくなって観るのを辞めました。

こういう手法は、もろバラエティーの考えかたであります。

ちゃんとしたドラマが書けないのならば、書かなきゃいいんです。それを見せられるほうは、堪ったものではありません。