息子の付き合いで、録画しておいたアニメ映画を見たのですが、我が子ながら、作品を見分ける嗅覚にはびっくりしました。

「カラフル」という作品で、かつて一番面白かった頃の「クレヨンしんちゃん」の原恵一さんが監督です。

死んだ若者が、偶然チャンスをあの世でもらい、自殺した中学生の体を借り、下界で研修を積み、人生をやり直すのですが、その研修期間が半年なので、試験に成功しても失敗しても、借りている中学生は、今度こそ死んでしまいます。

で、実は、、、という見事なラストが待っております。残念ながら中身をばらす訳には行きませんので、こういう書き方しかできません。

私の予想も見事に外れました。極めてまっとうで、極めて素晴らしいラストです。

原恵一さんは、人間が意識せずに持っている悪意や残酷さを描いたら天下一品で、 それはしんちゃんでも河童のクーでも実証されています。

小林真なる中学生が、なぜ自殺したのかは、だんだん明らかになり、彼の体を借りている若者の魂は、家族や同級生たちと、以前と違う付き合いが始まり、初めての友人も出来、家族との絆も深くなっていきますが、いずれこの小林真は本当に死にます。

あの世との連絡係りの少年に屋上に呼ばれ、いよいよ研修が終わるのですが、そこらへんの畳み掛けが見事です。

まあ、一度ご覧になってみてください。二時間があっという間です。

ただ、息子になんでこの映画を見たいと思ったかを聞きましたら、「だって制作がサンライズじゃん。サンライズと言えばガンダムじゃん。」でした。

こんなものです。

PS 映画のなかで克明に描かれる二子玉川は必見です。