今日の情熱大陸に、武田邦彦先生が出演します。

武田先生は、今や「ほんまでっかTV」ですっかり有名になってしまいましたが、元々は地球温暖化の胡散臭さを喝破した方で、

ダイオキシンが猛毒ならば、焼き鳥屋の親父はみんな癌で死んでいると言い放ちました。

それくらいの楽観論者でもありますから、地球が温暖化すれば、暖房がいらないのだからむしろエコだろうと、巷に溢れる温暖化の矛盾を切って捨てておりました。

その武田先生が、震災による原発の事故には、一貫して危険をアナウンスしてまいりました。

国や東電の嘘や対応のまずさを事故発生当時から指摘しており、だから先日も書きましたが、今頃牛の汚染をメディアが報じても、武田先生のブログを読んでいた私たちは、何を今さら、という感じでした。

武田先生が素晴らしいのは、父親の視線で、今出来る事だけを理路整然と語ってくれる事で、我が子を心配するお母さんたちが本当に知りたい事だけを分かりやすく教えてくれます。

と、いうのも、彼は元々原発推進論者で、事実原発の所長まで務めた事があります。だからこそ、自らへの戒めも込めて、今は被災地を飛び回り何を今為すべきかを語り続けています。

だから、原子力村においては、彼は裏切者であり、一部では激しい武田バッシングが行われています。

その一つが、今週の週刊新潮の記事で、さこには武田さんに対する悪意が露骨にねじ込まれておりました。

どういう訳か、新潮だけは放射能の被害など大した事はないというスタンスで、他の非新聞系の週刊誌の中では異質な存在です。

普段バリバリの反体制のはずなのですが、よほど何かに義理があるのか、それでいて今の内閣の動きを批判しているのですから、完全に自己矛盾をきたしています。

武田先生が偉いのは、明らかに悪意を持って書かれる事を承知の上で、ちゃんと新潮のインタビューに答えているところです。

記事の内容もあまりにひどいため、武田さんのブログのコメントでも、こんな低次元の記事に反応しては、むしろ新潮の思うツボだ、という意見が大半でした。一般の方々のほうがよほど賢いです。

武田先生は、自身のブログで新潮の記事に直線的には触れておりません。ただ、東電、政府の反撃が始まった、とだけ書かれておりました。

福島に講演に行った時、武田先生は石をぶつけられると思っていたそうです。このままでは福島に住めないし、福島の食材は食べるべきではないと明言してまいりましたから。

それが福島で大歓迎を受けるそうです。なぜならそれが本当の事だとわかるからでしょうし、じゃあどうすればいいのか、国が、東電が、自分たちが何を為すべきかをちゃんと話すからです。

恐らく武田さんは、死ぬまでこういう活動を続ける覚悟なのだと思います。それがかつて原発を推進してきた自らの責任なのだ、と。

今日の情熱大陸は必見です。恐らくは素の武田先生が見られます。