極端な表現ではありますが、今の垂れ流されている無数のドラマを見るにつけ、そう思わざるを得ません。
いっとき、内藤剛志さんが何年も連続してドラマに出ている時期がありました。
そこまで極端ではなくても、今でも先週までフジテレビのドラマに出ていた方が、今週からTBSなんて事がざらにあります。
私は素人ですから、事実は解りませんが、今は主役級の俳優は一年以上前から押さえなければブッキングできないと言われています。
すると、よそのドラマでちょっと人気が出た役者がいると、すぐに押さえようとしてしまう。一番手っ取り早いからです。
間違っても自分で新しい役者を発掘しようなんて思わない。あとは、主役に抱き合わせられる同じ事務所の役者と、有力事務所の役者を混ぜて一丁あがりです。
だから、なんでこんな役者が主役をはり続けられるのだろうという方が出て参ります。
視聴率が低くても何故かずっと主役です。いますよね。男でも女でも。
言い訳ができるのでしょうね。あそこの事務所には逆らえないと。
そんなものを見せられる方はたまりませんが。作り手には関係ないのでしょう。
吉田鋼太郎さんという方がいらっしゃいます。舞台では大変有名な方ですが、私がテレビで見たのは、「風林火山」くらいでした。
この方にスポットを当てたのは小栗旬さんでした。自分が初監督をするにあたり、なんとしても出て欲しかったと。
「ギルティ」に出たのはその後です。小栗さんが使うまで、へたをするとテレビ屋は知らなかったのではないかと思ってしまうのは、そういう事なのです。
だから、今「おひさま」に出ている串田和美さんにこれからオファーが殺到すると私が思っているのも、そういう事なのです。
今のテレビ屋が、かつての「上海バンスキング」の名演出家を知っているはずがないのです。
他人が当てたものは、我先に殺到するくせに、自分で舞台などを見て発掘する気などはさらさらない。
だから、同じ俳優がどこを見ても一緒なんて事が起きるのです。