ドラマ「仁」が終わりました。結末は原作とはまるで違いますが、ネットなどでは概して好評のようです。

で、ここからは、あくまで私の個人的な感想です。

森下佳子さんという方が脚本を書いております。この方は、傑作と言われているドラマ「白夜行」を書いた方です。

この「白夜行」も、かなり原作とは違った構成になっておりますが、根っこは変えておりません。しかし色々な意味で原作に挑戦しており、私はそれを成功ととらえております。

今回の「仁」の場合、原作とラストがまるで違うのです。これはやはり私は違うと思うのです。

いや、細かなプロットが違うのは構わないのですが、要は原作の核心の部分が違うというのは、これはいかんでしょう。

例えば、「あしたのジョー」を実写化して力石が負けるようなものです。でもそれくらい違うのです。

そもそも原作には、現代に中谷美紀さんのキャラはありません。そして彼女が現代の恋人であるならば、原作のラストは成立しないので、どう辻褄を合わせるのか、非常に興味を持って見ておりました。

私の家族みんな、あのラストを感激しておりました。原作とドラマは別物という事も重々承知しております。

それでも、極めてオーソドックスに原作をドラマ化していただけに、ラストだけあの様に変えるというのは、私は納得できないのです。

森下佳子さんという類い稀な才能を持った方だからこそ、余計に思うのです。