いやー、これは私の予想以上です。我が国の総理大臣は、もはや原発よりも始末が悪いようです。

総理は全く辞める気はありません。かつて支持率が1%になっても辞めないと公言しておりましたが、あれは決して冗談ではありませんでした。

人間は立場が変わると人相まで変わってまいりますが、彼などまさに典型で、どんどん悪人顔、凡人顔になってきています。

側近、部下の声も一切聞き入れず、保身の為には何だって利用し、障害になる人物は容赦なく切り捨てる。

そして、ここが一番大事なのですが、オノレの為には、国民ですら騙す。民主党の代議員会には、テレビカメラが入っておりましたから、当然カメラの向こうの国民を意識して、あのような発言をしたわけです。

要するに、彼の目標は総理大臣になる事であり、総理大臣として何かを成し遂げる事では決してないのです。

だから、やれ自然エネルギーだの、やれ三次補正だの、ネタは何でも構わないのです。全てが自分の延命の為の言い訳なのですから。

しかし、手前の党のトップに誰も鈴をつけられず、野党に助けを求めるというのも、凄い話です。

今日あたりの新聞に出ておりましたが、あの代議員会で言った、新しい体制に引き継ぐとは、自分で内閣改造をするような言い回しをするようになってきたそうです。

凄い拡大解釈です。それでも彼を支えるという輩がいるのなら、民主党は次の総選挙で消滅するでしょう。

しかし、かつて小沢一郎さんが、民主党の議員の大半が経験がないので、大連立を組み、勉強させなければ駄目だと言った意味が、今になってよーくわかります。あの時は私も、何を言っているのだ、と思いましたが、こういう事だったのですね。