どう考えてもオリジナルを超えられるわけがないのに、近年名作のリメイクが相次いで製作されております。

例えば黒澤明さんの傑作「椿三十郎」や「隠し砦の三悪人」、テレビでは「天国と地獄」や「生きる」、「赤ひげ」も作られましたが、まあ無残な出来でありました。

そこに今度は、あのルイマル監督の傑作「死刑台のエレベーター」を阿部寛さんと吉瀬美智子さんでリメイクするとの事で、

これはなんぼなんでも無茶だろうと思っておりましたが、やっとDVDですが見る事が出来ました。

何でリメイクしたのでしょう?

わたしゃ全く理解できませんでした。

画はやたらとスタイリッシュですし、いい役者さんも多数出ております。

しかし、お話が無茶苦茶です。携帯が存在する時代ですから、止まったエレベーターから連絡が取れない設定を無理やり作り、

余計な伏線や殺人が起こり、彼に容疑がかかるのですが、そんなものピストルの弾創を調べれば、すぐわかるでしょうに。

それと、これはDVDのせいでしょうが、停電中のエレベーターの様子が(停電中ですから仕方ないのでしょうが)、さっぱり見えないため、何が起きているのかわかりません。

過去の名作に挑戦したい気持ちはわからないではありませんが、正直やめた方が良いです。ましてや様々な設定が、便利になりすぎて無理な話になった場合はなおさらです。

PS エンディングの曲は元ジュディ&マリーのYUKIでしたが、これも映画とあまりにミスマッチでした。