<ネタバレ有>舞台「沼田フォーエバー」18/07/26 夜 | イベント参戦日記

イベント参戦日記

イベント参戦日記出張版(mixiとほぼ同内容)

@シアターKASSAI

新アタ2以来2度目のUDAMAP。

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キャスト

栞菜:楓子(腐卵子):腐女子
中塚智実:下知鈴蘭:ジャニオタ
さいとう雅子:空乃雲美(山下孝枝):百合オタ
石井陽菜:シャレッツァイマー様(本名は田中だか山田だったかと):コスプレオタ

三浦菜々子:ピュリッピンピャピャミン:時空管理ピャラリラ局大佐
中野裕理:田沼桜子:楓子達の後輩で未来では楓子の担当編集

喜屋武蓮:築地乃:江戸時代の新選組オタク
新木美優:友菊:築地乃の妹。4歳。
有馬綾香:ブルースカイ玲奈:ミリタリーオタク
鶴田葵:自由の女神さん:ワシントンの娘で自由の女神のモデルになった女性
松木わかは:クラックハンマー先生:女神様の付き人?
古野あきほ:是観畝:後の卑弥呼
藤堂瞬:スザヌラノホトバシラ:是観畝の従者

福田真夕:積山照子:物理教師
民本しょうこ:帆泡まみ:保健教師
土田卓:松下忠雄:歴史教師

宇田川美樹:みんちゃん:耳たぶオタク

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あらすじ

世にはびこるオタク女子(オタ女)達。腐女子、ジャニオタ、百合に鉄オタ、男装女子・・・。 
グズグズのオタ女たちが時空を超える!?畳の下から、縄文時代、戦国時代、22世紀に
ひとっ飛び?主人公は腐女子代表とも言える BL 漫画家の腐卯子(ふうこ)。超人見知り・コ
ミュ障・闇(病み)パワーがすごい他属性のオタク女子とぶつかり合いながらも消えた親友の
「沼田さん」を探すタイムトラベルの旅にでる。 

果たしてオタ女達は4畳半のアパートから消えた「沼田さん」を救い出すことができるの
か!?
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いやぁ面白かった。

沼田さん(本編では沼田くん呼びだったような)から漫画の題材にしたいと言われて集められたオタク四天王。
ちなみに鈴蘭が3浪、シャレッツァイマーが2浪、雲美が1浪だったと思うので同級生だけど楓子は最年少。
漫画部の部室で沼田のGペンを見つけた途端4人はタイムスリップしてしまう。
そこで出会う江戸時代や南北朝時代、邪馬台国の人々。
しかしタイムパラドックスの影響で出会った人々が次々と不幸になっていく。
それをなんとかするため、再びタイムスリップを重ね、歴史を守ろうとするオタク四天王。
そして元の世界に戻ったオタク四天王。そしてまた部室でタイムスリップの光が射す。
そして現れた者に楓子は声をかける。
「お帰り、沼田くん」

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とか書いたけど全くかたっ苦しくなくて、普通にしてれば美人なのに基本的に気持ち悪いオタク四天王の
ドタバタハチャメチャコメディでした。
たとえば南北朝時代では英語が全く分からず混乱したり。
ピャピャミンが現れてからも特殊能力を使ったりしてなんとか話を進めていったり。
歴史を変えるために2030年の未来へ行き、漫画家となった楓子を呼んでタイムスリップをしたり。

ハチャメチャな中に熱い展開があり、
「お帰り、沼田くん」で不覚にも感動してしまうという。
素敵なお話でした。

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箇条書き感想:

栞菜さん
:素敵な方なのに、腐女子として基本やたら早口。四天王で1番個性は薄いかもしれないけどそれでも十分濃いw
2030年はスランプ中の漫画家。だけど絵は上手くなってるようで。
このキャストの中で全く埋もれない主演女優さん。素敵でした。ラストの台詞が凄い好き。


中塚智実さん
:AKB時代あまり見た記憶がないのですが、こんなに芸達者だったとは。
色々歴史上の人物が出てくるたびに「わかってればダブってねぇって」ってツッコむ姿良かった。
あとは王子こと光一くんLOVEなジャニオタなので、邪馬台国のホトバシラが王子と呼ばれているのを
「お前は王子じゃねぇ!!」とグーパンで一蹴してしまうの面白かったです。
それでいて終盤、ホトバシラを連れ回してたとき活躍する彼を見て「王子らしくなってきたじゃねぇか」ってなって
最終的には「光一くんもいいけど長瀬くんみたいな眉太ゴリラ顔もいいかも」と少し心変わりしてるあたりが良かった。
光一くん光一くんとぶつぶつ呟きながら文字を書き続けてるのも「教科書なんて読んだこともない」って言うのも面白かった。


さいとう雅子さん
:実はボブきのこで観ていた方。ボブきのこで可愛らしい助手役を演じていた方がまさかこんなに振り切った役をされるとは。
中盤まで気付きませんでしたw たぶん作中で1番特徴的な話し方をするし、なんなら作中でも1番インパクトのあるキャラクターでした。
素はとても美少女な感じの方なのに、雲美たるや。でも雲美凄い好きなキャラでした。
百合好きということで女神さんとクラックハンマー先生のやりとりを終始「尊い…」と遠い目で見てるし、女神さんに口に指をあてられたときの恍惚とした表情は
良い意味でとても気持ち悪かったですw 四天王ではとりあえず1番好きです。


石井陽菜さん
:コスプレオタクでコスプレのクオリティにはうるさい。その見る目からクラックハンマー先生に築地乃の羽織を着せて美人女隊士を作り上げて歴史を元に戻す感じとか良かったです。
この日の石井さんでいうとなんといってもハプニングでしょうか…w
セットに下から出る用の扉があるんですけど、その扉に2度も挟まれるという。結構重そうだったのでちょっと心配になりましたが、
「2回目…」とかずっと腰さすってたり、アドリブ(かマジか)で会場を笑わせていたの凄いなーと思いました。
あとは、それが許される作品なんだなーと改めてw ある意味オイシイ公演ではあったかもしれないですね。
築地乃に弟子入りを志願され「160年後にな(築地乃が1854年の人間なので)」って言ったら本当に160年後におばあちゃんが弟子入りしに来て困惑してたのが面白かったw


三浦菜々子さん
:とにかく可愛いマスコット的なキャラクターなのだけど、実は物語の根幹を担う大事なキャラクター。
時空を管理している大佐で、右耳をアンテナのように持ち上げると言語を翻訳でき、左耳を持ち上げると時間がスローになる能力持ち。
たまたま楓子たちにその力を使われてしまったりもするけど、結果的には色々な物事を解決することになるという。
喋り方も、そもそも名前もとにかく言いにくそうな言葉ばかりで大変だろうなぁと思ったけど一度も噛まなかったの本当に凄いなと思いました。
終演後、面会に行きたかったけど、兎のような格好をしてなかったのであそこに立ってるのが本当に三浦さんなのか?と迷って、結局行けなかったw
千秋楽も行くのでそのとき、お声掛けできればなぁ。


中野裕理さん
:今回は派手ではなかったけど大事な役でした。主人公の楓子に現在も未来も関わってくるようなキャラクター。
制服姿もなかなか似合っていたし、中野さんがあそこにいることで締まるといったような役だったかなぁと思います。
沼田フォーエバーと言う作品で田沼という(本人も行ってたけど似てる名前)役をもらった理由って絶対あるんだなと。


喜屋武蓮さん
:男装女子な感じで格好良い風貌なんですが、実際は憧れだけでちょっと頼りない女の子。唯一2回死んでる。
誠の羽織が似合ってないと言われたり散々ですが、妹を守る気持ちだけは確か。良いキャラクターでしたね。
あと終演後面会でわかはさんが言ってたのですが「蓮さんのほうが私より背が大きい」らしい。先生がヒール的な靴でも履いてたんかな。


新木美優さん
:舌ったらずの子かと思いきや、パンフに4歳って書いてあった。4歳ならしょうがないよねw
その設定知ってると知らないとじゃ話に入り込み方が変わってくるような気はした。
頼りないというか新選組へ傾倒する姉の代わりにしっかり者の妹。可愛らしい新木さんと相まってとても良かったです。


有馬綾香さん
:ミリオタということでサバゲーをやってたら盾代わりにした漫画雑誌が2030年沼田が連載していた雑誌でタイムスリップしてきてしまった女性。ちなみに同誌に楓子も連載中だった。
格好良かったですね。凛々しい感じというか。サバゲー女子だったはずなのに、最終的に実弾で戦争に参加しているのはちょっと面白かったけどw
彼女は2030年沼田がちゃんと生きてる証明になるアイテムを持っていたこともあり、彼女もまた重要な役でした。


鶴田葵さん
:自由の女神のモデルになった女性。聖母のような女性でその雰囲気は雲美じゃなくても尊さを感じるはず。
そんな麗しい鶴田さんが基本的には「ペラペーラ」って台詞が多いのがまた(南北朝組は英語をしゃべっているのでペラペーラと言う台詞多め。勿論あれは英語を実際に喋ってる【わかはさん談】そうで、ペラペーラに聞こえるのは僕のリスニング能力がないだけです)
でもオタクって言葉にトラウマがあって(沼田が来てメチャクチャになったから)その慌てっぷり良かったですね。
あとは撃たれそうになるのをピャピャミンの能力で回避したときの静止した顔も可愛らしかったです。
ちなみに百合感は薄々感じてはいましたが、わかはさんが監修?されたとか。ブレねぇな!


松木わかはさん
:クラックハンマー先生は知的な女性なのだけど戦争してるので銃を持って登場。
最初のシーン、銃を持って床から出てくるオタク四天王を暫く呆然と見つめたあと「ペラペーラ」と話し始めるのがビジュアルとギャップがあってとても良かったです。
立ち居振る舞いが凛々しくて、銃を持っているところも絵になるけど、わかはさんというか先生の見せ場はやはり新選組中澤琴に扮する場面でしょうか。
あれ、かなりオイシイシーンだなぁと思います。その前の振りで「新選組には美人隊士が屯所にいたという史実はあるが」と松下先生。そこで築地乃は似ても似つかないと言われてしまうのですが、
そのあとでクラックハンマー先生を江戸時代に連れてきて中澤琴の真似をさせるという。高知が生んだ美人女優松木わかはにしか出来ない素敵なシーンでしたね。
しかも刀を持った先生、ノリノリで志士たちと戦いに行っちゃうっていう。似合ってました。


古野あきほさん
:ゼミセという巫女なのですが、みんちゃんに耳たぶ触られたりして「私は汚れた、卑しい巫女、卑弥呼だ…」と。
勿論本人にとって卑弥呼は蔑称なんですが歴史を知ってる鈴蘭から「そのままでいいと思う」と言われてバカにされてると思い自傷行為をするみたいな。
正直自傷行為をネタにするのはどうかなとも思うんですが「リスーカをやめてください」とホトバシラに言われるのはちょっと面白かったかな。
まぁリスーカも卑弥呼として立ち上がるときの伏線でもあるので一概に無しとも言えないのかな。
初めて拝見した方だと思うんですが、素敵な女優さんでした。


藤堂瞬さん
:UDAMAPではこういう色物キャラが多いんでしょうかね。飛び道具とも言える。
というと本当に飛んだんですよね、藤堂さん。王子、光一くん、帝劇でのフライングというフリがきいて、最後ちょっと飛ぶという。
勿論裏方さんの力技で、「裏方さん頑張って!」と誰かが言ったあと裏方さんの必死な声がマイクごしに聞こえてくるというw
そういえばホトバシラ、武器を持っていたんですが、武器のクオリティが遠目からみてもクオリティ高く見えました。
というか今回美術セットがどれも素晴らしかったですね。前作もそうですが華やかですね。


福田真夕さん
:新アタのときはなんか凄い奇抜なキャラクターをされていたと思うのですが、今回は美人教師。授業は面白くないけど生徒からは人気ありそうな先生。
宇田川さん、土田さんの次にベテランだと思うのですが20代でも通じるような綺麗な方で、素敵でした。30代キャストの濃さね。
物理教師ということで次のタイムスリップ地点を予測するのに活躍しました。


民本しょうこさん
:ホント、普通の役を観ないたみしょーさん。ルドベキアくらいかな。今回はめちゃくちゃ巨乳の保健教師。何かと雲美にちょっかいをかけるけど、
百合が好きな雲美にとって非現実な胸の大きさなため、雲美からは気持ち悪がられていたけど、そのおっぱいで確か是観畝をやさしく包み込んでましたね。役に立った。
ビジュアルは一見奇抜ですが英語が話せるため女神さんたちと雲美へ同時通訳したりしてかなり有能な人。まぁどっちに何語を訳してるのかわからなくなったりしてたりして、面白かったですw


土田卓さん
:ルドベキアで初めて拝見したのですが松下のなんともいえないうだつのあがらない教師感ホント良かったです。
でも歴史のことだとちょっと興奮して話しちゃう感じとか(「一応歴史の先生だからテンション上がってるんだよ」だったかな、って台詞もあったり)
タイムスリップ時には歴史改変がギリされないように調整してたかな。


宇田川美樹さん
:ニート、ロト9で10億円あてた人。基本四天王と行動してたんですが途中からハグれてしまう。出番はそれほど多くなかったですが、
最後みんな帰れる確率は「天文学的確率宝くじでも当てるようなものよ」ってフリからロト9を当てたみんちゃんが9個の数字の流れ星を掴んで奇跡を起こすのが良かった。
宇田川さん新アタ、沼田と不思議なキャラクターばかり観るんですが流石に主宰。普通に似合ってて良かったです。

って、沼田の出演者みんな振り切ったキャラクターを演じているのにみんな似合ってましたけどね。


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沼田くんの作品名は雲美と楓子が言ってたと思うんですが、結局わからなかった。
「世界の中心で5k払うくらいなら~南極~池袋激闘編」みたいな感じ。

沼田くんが田沼を4時44分に部室に呼んだのも気になる。
彼はその時点でタイムスリップの存在を知っていたのかな。
もしかしたら楓子たちよりタイムスリップを繰り返していたのかな。

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面会。出演者さんが決められた場所で立っているのでとても面会に行きやすくて良かった。
わかはさんと鶴田さんにご挨拶した。

戦利品。
わかはさんはA4サイズのブロマイド?も買った。
百均の額だけど飾ってみた。







以上。
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