「QuartZ」18/07/15 夜 感想 | イベント参戦日記

イベント参戦日記

イベント参戦日記出張版(mixiとほぼ同内容)

@TACCS1179

 

「紙天使」以来3回目のフラグメさん。

 

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あらすじ

 

ーーそこは、命が行き着く果ての果て。
男性が死滅し、女性のみが人類の持つ唯一の性として存在する世界。
『革命都市ジャウハラ』
砂漠に囲まれたその大都市は、ある特殊な因子を持った人間と結婚の儀を行うことで、
同性同士での出産を可能とするシステムを構築。
他国を圧倒する人口の獲得により軍事力を拡大し、瞬く間に世界の頂に君臨した。
ジャウハラは結婚の儀を行うためだけに
生まれ育てられた人間を『ブライダル・チルドレン』と呼び、大切な資源として隔離した。
ジャウハラの王族である『シヴァ=アルディバイン』は
実の姉である王帝『サルマ=アルディバイン』の策略により王宮を追放され、
砂漠の奥地にある少女を『ショウネン』にする施設に送られた。
ショウネンとは少女を不必要とする思想。
少女として生きていくことを奪われたその場所で、
シヴァは捨てられたブライダル・チルドレン『セツナ』と出会う。
暗闇の中で、彼女たちはシステムに囚われない"偽りのない結婚"を誓うのだった。
セツナと結婚するため、シヴァはこの世界を否定する争いを始めていく。
「探しに行こう。君とあたしの、希望のカタチ」

 

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キャスト

 

柳瀬晴日:シヴァ(サルマの妹)

栗野春香:セツナ(ブライダルチルドレン)
 

さかいかな:カルマ(ジャウハラの女帝。シヴァの姉)
曽我部英理:イロナ(サルマのことが好きなブライダルチルドレン)

 

月岡鈴:ネブラス(サルマ直属の親衛隊クリスタルセブンの隊長。アルディバイン家に養子としてやってきたシヴァの義理の姉)

妃野由樹子:コヨーテ(クリスタルセブンのメンバー。ネブラスが好き)
那須美奈子:ヴォルコ(クリスタルセブンのメンバー。組織より矜持を大切にする)
加々見千懐:ミロワール(クリスタルセブンのメンバー。ナルシスト)
南衣舞:沈琳(クリスタルセブンのメンバー。少年のように明るいが誰よりも上手)
梅原サエリ:リカオン(クリスタルセブンのメンバー。恋に恋する少女)
永田祥子:那月(クリスタルセブンのメンバー。幼馴染のリカオンが好きだが気持ちは言えずにいる)

 

桜羽萌子:カムイナ(ドルフィンサーカス団の団長。シヴァが好き)
入江冴来:ホロ(ドルフィンサーカス団メンバー。カムイナを信頼するが、シヴァには疑心的)

橘奈穂:オウセ(ドルフィンサーカス団のお姉さん。ホロと恋人関係)
最上みゆう:キョウヤ(ドルフィンサーカス団の団員。恋はまだよくわからない)


横川ユカ:フリージア(大神家のお嬢様にして世界で唯一の男性)
結城美優:ルプス(大神家でフリージアに仕えるメイド)
脇本美咲:カニス(大神家でフリージアに仕えるメイド)
 

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面白かったです。

自分が観に行ったプリンセスアジェンダと紙天使のエッセンスも感じられて、fragment edgeさんかくありきを感じたような気がしました。

ただ135分はちょっと長めだったかなとも思ったり。

あとは殺陣はメインではないんでしょうけど、殺陣に効果音がないのがちょっと違和感。個人的に。

 

いつものことですが、照明が本当に綺麗だったなぁと思います。

タイミングもばっちりだし。

ラスト、シヴァのセツナに流星が降り注ぐような照明が当たったときは思わず鳥肌たった。

 

あとはやっぱりアニメのような不思議な世界観も良いですよね。

そして素敵な女性たちの百合舞台。良くないわけがない。

 

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箇条書き感想

 

柳瀬さん:

3年ぶりの主演だそうなので初めて主演を拝見したのですが、良いですね。これまで拝見した作品では重要なポジションではありましたけど、今回主役ということで柳瀬さんの実力をこれでもかと感じた気がします。どちらかというとシヴァが男性のような立ち位置だと思うんですが一人称がわたしで、どちらかといえば執着するほうで。シーンによって男っぽい低い声になったり年相応の少女の声になったり。声の使い分けも見事でした。

 

栗野さん:

逆にこちらはウェディングドレス姿だけど一人称はぼく。自分の境遇を受け入れて感情を押し殺しているような表情が印象的なセツナなのですが、栗野さんの雰囲気がとても素晴らしくて、セツナにしか見えないというかとてもハマっていました。また、個人的にはキャラクタービジュアルがドストライクで大好きです。別の役柄のお芝居も是非観てみたいと思った方でした。

 

さかいさん:

めっちゃイケメンやった。V系バンドのボーカルばりのいでたちなんだけど説得力があるし、チープになっていないのが本当に凄いなと。

声はもっと渋めをイメージしてたんですが、結構高めの声で。でもそれがサルマの不安定さというか不完全な感じにあっていて良かった。

シヴァを追放したけど本当はシヴァが好きで、彼女をモノにできないのならば彼女が愛したものを自分のモノにしようとする歪んだ愛情。最初セツナはそれに利用されていたんだけど、結果として自分の気持ちをもってシヴァと一緒になることを選ぶんですよね。

今回ビジュアルからはどんな女優さんなのかわからなかったので調べたら「キサラギ」の如月ミキ役で「地獄少女」できくり役の方らしくてビックリ。観てたー。きくりとは似ても似つかぬサルマ様。素晴らしかったです。

 

曽我部さん:

とにかくサルマ様に気に入られたいブライダルチルドレン。だけどサルマはずっとセツナのことを思っていた。それでもなおずっとサルマのことを思い続ける健気な姿は良かったですね。ちょっと可哀相だなと思ったけど。たぶんサルマが失脚したとしてもサルマの一番には慣れていないと思うんだけど、それでもきっとイロナはずっと彼女に付き添っているんだと思う。

 

月岡さん:

眼鏡でクールな知的キャラ。かと思ったら野心に満ち溢れていて、シヴァだけではなくサルマも引きずりおろしてジャウハラのトップに君臨する野望を持っている女性。そのためであればどんなことでも厭わない。そんな強さが素敵でした。クールな眼鏡キャラ好きだったし、月岡さん自身とても綺麗でした。

 

妃野さん:

なんかセーラームーンの敵にいそうなビジュアルだなーってずっと思ってたんですが、彼女も格好良かったなぁ。シヴァのというかクォーツによってシヴァを好きになってしまうんだけど一筋縄ではいかない感じとか、ネブラスのために忠義を尽くしている感じとか。こんな右腕いたら心強い的なキャラクターでした。ボクラ団義で拝見したイメージが強かったんですが、イメージ変わりました。格好良かった。

 

那須さん:

この方も格好良かった。絶対部下から信頼される女剣士長みたいな。クリスタルセブンとしてシヴァたちの前に立ちはだかるんですが、真実を知ったときそれでもクリスタルセブンとして活動することを求められ拒否する強さ。そのせいで仲間から瀕死の重傷を負わせられるんですけど、格好良かった。大体この手の格好良いキャラって凶弾に倒れるイメージなんですが、とりあえずなんとか生きていて良かったなと思いました。ちょっとハスキーめな声がヴォルコのイメージぴったりで良かったです。

 

加々見さん:

ルックスは綺麗なんだけどどこか面白いお芝居をされる人で。今回も「噛んだからもう一度言うね」というアドリブがネタとして面白かったし、それが作中の台詞として許される雰囲気を持った独特な存在感の方だなぁと。

キャラクターとしては一番最初にシヴァと戦い敗れてしまうのでその後の出番はそれほど多くないかもしれないけど、強烈な個性だったと思います。今作でも特に好きなキャラクターの一人です。

 

南さん:

何度か拝見しているんですが、最後まで南さんだと気付きませんでした。それくらい今までのイメージと違って、良かったです。芸達者な役者さんだなぁと。

明るいんだけど、たぶんちょっと人より闇が深そうな。イロナに「良いコト教えてあげるよ」って言ってサルマとセツナが婚約すると伝えてしまえる純粋な悪意。ミロワールを慕っているようでいて実はミロワールが沈琳がいなければダメという立場もよかった。

 

梅原さん:

紙天使のときもちょっと口の悪い女の子だった気がするのですが今回もそんな感じ。でも実は雑誌の恋愛特集を1人でひそかに読むことが好きな女の子。そのギャップが良かったです。クリスタルセブンの決めポーズが気に入らなくて「ダサ…」と言ってしまえる現代っ子っぽい彼女ですが、恋に恋するからこそ生々しいものが苦手でミロワールと沈琳の行為をたまたま目撃してしまって衝撃を受けたり、人を殺してしまったことを心の底から後悔したり。クリスタルセブンの中ではある意味一番普通の女の子だったのかなとも思います。そういえば言葉遣いは悪かったりするけど、国民の前に立つときは誰よりも満面の笑みなんだよなぁ。可愛かったですね。彼女も好きなキャラクターの一人でした。

 

永田さん:

とても優しくて奥手な女の子。最初はリカオンが好きだけどそれを言うことはできなくて彼女の恋を応援すると言っていた那月でしたけど、最後にはリカオンに告白する。きっとそのあと単純に上手くいかないかもしれないけれど幸せになってほしいキャラクターでした。一人だけクリスタルセブンの中でも毛色が違うので、どうして入隊することになったのか気になりますね。リカオンについてきたのかな。

 

桜羽さん:

引っ込み思案にみえるけどサーカス団の団長。おとなしそうな感じがとても可愛らしかったけど、故郷が壊滅したときにサーカス団という希望をホロたちに見せてくれたらしいので、きっと人のことを第一に考えられる人なんだと思う。だからこそ同じくシヴァを好きになってしまっていたフリージアに「諦めてよ(だったかな)」っていうシーンはちょっと辛かったですね。素敵なキャラクターでした。

 

入江さん:

プリシラって凄い女の子女の子してたんですけど、ホロは男の子男の子してて、やっぱ役者さんってスゲーなぁと。年上のお姉さんに懐いていたり、信頼している人のためならなんでもできる感じとか可愛らしい少年だと思いました。良い子。

 

橘さん:

とても包容力の高めなお姉さん。彼女もサーカス団の中ではタイプの違う人物なので、彼女がサーカス団に入るときのエピソードとか観てみたいですね。ホロと付き合ってるみたいなんですが、何故ホロと付き合うことになるのかとか。作中あまり自分の感情を出すようなキャラクターではなかったように思うので是非みてみたいですね。

 

最上さん:

キョウヤ、ちっちゃ可愛かった…。色々誰かしらに恋しているなかで唯一恋とは無縁だったんですが、彼女が出てくるとなんというか雰囲気がほんわかするというか柔らかい雰囲気になる感じが良かったなぁと思います。

 

横川さん:

お嬢様でいてエクスカリバー所持の男性。シヴァと出会ったとき一目惚れするんですが、それは自分とシヴァが異性同士だったからなのかなとか思ったり、とはいえ女性として育てられてきたので男性らしいシーンは無かったかな。壊れてしまったシヴァを支え続けているときのフリージア様は最高に献身的な女性でしたし。だからこそ彼女が殺されてしまったのショックだったなぁ。

なんとなくイメージではフラグメさんって重傷は負っても生きてるイメージだったので普通に死んでしまったのがショックでした。争いは消えていないけどシヴァとセツナが結ばれた世界、フリージアもどこかで幸せに暮らしていれば良かったなぁ。

 

結城さん、脇本さん:

メイド2人ということでコミカルなキャラクターでもあり面白かったです。特にフリージアとシヴァの買い物を尾行しているときの「ルプス・J・川平」と「カニ木」とか。フリージアをイジりまくるのも面白かった。

でもフリージアが死んだことに薄々気づいていたという彼女たちにシヴァが謝罪するシーンとか切ないんだよなぁ。

脇本さんも素敵でしたが、カキコで知った結城さんもルプスとても合っていて良かったです。

 

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戦利品。

ランチェキでオウセの橘さんのサイン当たった。

あと以前から拝見していた梅原さん、結城さん、ビジュアルがドストライクだった栗野さんのブロマイドを買いました。

 

 


 

 

以上。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 









 

 


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この先は愚痴っぽいものになるので、

不快になるかもしれないので見ないの推奨です。

特にハッシュタグからこのブログを見てくれた役者さんの方がいらっしゃったら絶対オススメしないです。

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マナーマナーと言われている最近の小劇場界だけどこの日もいた。

飲食禁止と言われているのにペットボトルの水を何回も飲む人。

舞台との対角線上にいらっしゃったので、その方が水を飲むたび自分の集中力が切れてしまった。

ハッシュタグ上で書いたらその方が見たり、今後行く方にとって注意喚起になるかなと思って

ツイートしたんだけど、ある役者さんが作品以外のことで荒れていて残念というようなツイート。

(チェキ券を買わないと直接感想を言えない面会システムなのに、チェキ券が開場直後に売り切れてしまっている問題も含めて)

 

よくよく考えたら、自分のファンの方かもしれないそのマナー違反のお客さん。

それってつまり自分のファンかもしれない人のマナーの悪さってわけで、そんな呟きをみて役者さんが良い気持ちになるわけないんだよなぁと

改めて思いましたし、別のある役者さんのツイートをみてハッとしました。

作品はとても良かったのに、感想ではなくそんな呟きで役者さんを不愉快な気持ちにしてしまっていたとしたら

そんな勿体無いことはないと後悔しました。

 

一番はマナー違反が一切ないことではあると思いますけど、それに関してハッシュタグつけて呟くのはもうやめようと思いました。

 

なんか胸に抱え込んでいるのもこれから(今回の作品に出演されていた方の他の)舞台を見るときにモヤモヤするので

ここで書くことにしました。