午前中の観光も終わり、お腹もすいてきた僕ら。
フィレンツェ滞在中に1度は中華に行こうと決めていたので、近くのお店に入る。
ガイドブックでも評判の良い店だ。

アラカルトで色々なものを注文。
春巻きとかエビしゅうまいがすごくおいしかった割り箸

その後は、例のメリーゴーランドに乗って大満足の子供たちチョキ

午後の観光は2組に分かれる事にしていた。
僕は長女と共にウッフィツィ美術館へ、妻と下の子たちはおもちゃ屋などを見てからアパートで一休み。

美術館は3時半に予約してあるので、ゆっくりと散歩しながら向かう。
ルネサンス期の名建築ストロッツィ宮殿を通り、、、


立派なお屋敷が軒を連ねるトルナブオーニ通りに出る
ブランド街としても有名なこの通りだが、ここも交通規制のおかげで車が無く、雰囲気がすごく良くなったグッド!
突き当たりに見えるのは、フェラガモの本店が入っている宮殿。
そしてそのショウウィンドーには、、、

銀色に輝くシマウマが音譜
その他にも金色のキリンや銀の象などがあり、ニコニコ目を楽しませてくれました

天気のほうは時折小雨がぱらつく程度で、予報ほど崩れませんでした。
しかしアルノ川の上流ではそこそこの降水があるのか、水位も高めでした。

長女も色々なものに目を止めてフィレンツェ散策を楽しんでいるようだ。
いつもは下の2人のめんどうを見てお姉ちゃんしてくれているので、たまにはこうして1人だけで連れ出してあげる事が必要だ。

時間になり、美術館入り口に向かう。
比較的観光客の少ない時期なのに、長蛇の列ができている。
まあ、春や夏のハイシーズンの比ではないが。

娘も”すごい並んでるよ~”と聞いてきたが“大丈夫ビックリマークパパ達は予約してあるからニコニコ並ばなくてもいいんだよ”
と、順番待ちの人々を横目に予約者専用の入り口へと向かう。

念のため予約しておいて良かった~音譜
娘もほっとした表情を見せる。

!!

ない!!どこを探してもないビックリマークかばんを何度ひっくり返しても見当たらない、予約票がメラメラ
爆弾さっき妻と別れた際に、旅行中の予定や連絡先を記したノートを渡したが、あの中に入れてあったんだ叫び

どうして”予約票は持った?”などと聞いてはくれなかったのか!?などと、怒りの矛先は罪のない妻へと向けられるが、取り合えず冷静を装い事の顛末を電話で伝える。

すると”ネットで予約したんだから、データは残っているはず。取り合えず聞いてみたら?”とのこと。そうか、落ち着いて考えてみればそうだな、、、、。

すっかりネガティブな思考に陥っていた僕は
霧雨の降るフィレンツェの街中を娘の手をとり、アパートまで息を切らしながら走り、予約票をとりに行く。その後美術館に戻るが予約時間はとうに過ぎているため入れてもらえず、またチケットを買い直す、、、という光景を妄想中だった。

妻の言葉に我にかえり、ちょっとテンパっていた自分にバカヤロウ、、、、そしてごめんよ妻。気がつけば不安な顔で見上げる娘。いかんいかん、父親の威厳が失墜してしまう。
“大丈夫だよ”と声をかけ受付の人に相談する。
すると窓口を指定され、そこですんなりと再発行してもられることになったクラッカー

結局誰にも悟られずに済んだ(はず)のだが、とんだ大失態であった。
基本的には冷静なタイプなのでこんなことはめったにない(はず)。
それが今回の美術館訪問は個人的にすごーーーく楽しみにしていたので、その反動で動揺してしまった。
とかなんとか言い訳をしつつ次回へと続きます。
次回は無事入れたウッフィツィ美術館からのリポートです。
今回もお付き合いいただきありがとうございました音譜



前回の続きです

さて、フランチェスコ1世の書斎に到着した我々に、ガイドさんが質問をする。
”この部屋を見て気付いた事はありますか?”
うーん、、、さして広くはない部屋は装飾や絵で埋め尽くされている。
宮殿のほかの部屋に比べて確かに異質な感じはするが、、、

”部屋の形をよく見てください、何かの形をしています”と続ける彼女。
写真では分かりづらいが皆さんにも見ていただこう


世界ふしぎ発見のようなクエスチョンを前に、我々回答者陣は口をつぐんだ。
そしてガイドさんの次の言葉に我々は小さな驚きの声を上げた。
”そうです、この部屋は宝箱の形をしているのです”

本当だビックリマーク長方形の部屋に、天井はカーブを描いている。
”我々は大きな宝箱の中にいるのです”

”では、宝箱の中には何を入れますか?”
今度は小さな女の子が答える。“宝物”

”そうです、ここはフランチェスコ1世の実験や研究の場であったと共に、宝の隠し場所でもあったのです”
そう言うと、壁面に描かれた絵画に手をかけ、ゆっくりと開いたビックリマーク
一見ただの絵に見えていたのは秘密の隠し
だったのである。

しかも海の絵のモチーフの裏には海に関係のある宝、、、山の絵の裏には貴金石、といった感じだったという。今ではもうその宝は入っていないが、一部はピッティ宮殿と言うところにある銀器博物館に所蔵されているそうだ。

振り返ると我々が入ってきた扉も、裏は絵画になっている隠し扉であった。
天井に描かれているフレスコ画も彼自身のこだわりが反映された象徴的なものだという。
部屋の両端には父親のコジモ1世と母親のエレオノーラの肖像画がある。



窓1つないこの部屋でどのような研究をしていたのか。
当時はフランチェスコが毒薬を作り、愛人であったビアンカがそれを使用しているという噂も囁かれていたそうだ。そして彼らもまた、フィレンツェ近郊の別荘で相次いで不審な死を遂げている。
近年の調査ではマラリアではないかと言われているが、真相は歴史の闇の中であるサーチ

そしてこの部屋にはもう一つの隠し扉があったビックリマーク
まさに忍者屋敷も顔負けである。


狭い階段を上って行くと、小さな部屋があった。
ここも同じく絵画や隠し棚で埋め尽くされていた。
部屋の規模からして、ごく個人的なそしてまさに秘密の部屋だったと思われる。

ここでその写真をビックリマークと行きたいところですが、ブログに書くとは思っていなかったため、まさかの写真ナシ叫び
秘密、、、という事であせるスミマセン

さてツアーは続き、宮殿の500人広間を抜ける。

元は天井ももっと低く、きらびやかな装飾もなかったが、16世紀に各国の王侯貴族を招くのにふさわしい広間にするために大改造がなされた。

絵画の装飾はヴァザーリとその工房によってなされたが、壁画はもともとレオナルド ダ ヴィンチ とミケランジェロによって描かれるはずであった。近年の調査により、この壁画の下に、未完に終わったレオナルドの”アンギアーリの戦い”が隠されていると発表されたそうである。



そして500人広間の天井裏へと案内される。
途中、宮殿の塔の頂上部に立っているライオンのオリジナルが展示されていた


細い木の階段を上り天井裏に出る。
巨大な天井を支える太い木の梁。重さを分散させるため、ち密に計算されて組み合わされている。
模型図を使って丁寧に説明してくれるガイドさん。
煌びやかな建物の裏には当時の天才たちの知能が結集されていた。

華やかな広間やミステリアスな部屋も興味深いが、この天井裏にはもっと感銘を受けた。

そして階段を降りたところでツアーは終了。後は各自で宮殿のほかの部分を回る。
思っていたよりも説明も細かく面白かった。
子供たちには難しかったかな、と思ったが意外と楽しんだようである。
暫くは建物の歴史を勝手に解釈する”ガイドごっこ”をしていたくらいだからにひひ

僕らも駆け足で宮殿の観光をし外へ出る。ヴェッキオ宮殿ではその他にも色々な種類のガイド付きツアーがあるようなので、フィレンツェに来る機会があったら調べてみるのも良いのではないでしょうか。
さて長くなってしまいました。さいごまでお付き合いいただきありがとうございました。
音譜次回もよかったらどうぞ
前回の続きです。

秘密の通路ツアーの参加者は、切符売場の前に集合することになっている。
僕らの他には,もうひと組家族連れとカップル(って今言うの?)、年配の女性が1人いるだけだった。
時間になりガイドの方がやって来る。フランス人の女性だがイタリア語でのガイドだ。
とても感じが良く、子供たちにも分かりやすい説明をしてくれた。

10時30分、ツアーが開始し、いきなり外に連れ出される。
建物の拡張の経緯についての説明だ。なるほど、良く見れば同じように見える外壁も微妙に石の色が違ったり、建築スタイルが異なっているのがわかるえっ

そして宮殿の脇道にあるこの小さな扉。
そうビックリマークこれこそがその昔フィレンツェの実権を握っていたメディチ家の人々のみが使用することのできた秘密の扉だったのであるビックリマーク



我々は後年に内部から新たに開けられた扉から、秘密の通路へとアクセスする。写真は先ほどの扉を中から見たところ。
ピンボケでも堂々と載せます汗いいんです、雰囲気さえ伝われば、、、


その昔、莫大な財力を武器にフィレンツェの実権を握り、ルネサンス開化の立役者ともなったメディチ家。
それだけに敵も多かった彼らが、人知れず宮殿へ出入りできるように、と造られたのである。 進んでいくと階段の前に小さなスペースがあり、当時の富裕階級の人々が着ていた衣装が展示してある。


そして狭くて急な階段を上って行く。
窓もほとんどなく、昔はろうそくの光を頼りにメディチの人々が通っていたのかと思うと感慨深い。
登りきると小部屋があり、宮殿の模型や間取り図などを使っての説明がある。


ここからはメディチ家の住居だった部分へと続いている。僕らはフランチェスコ1世の書斎へと案内される。名君として名高かった父のコジモ1世と違って政治にはあまり興味がなく、化学をはじめとする色々な実験や研究に没頭していった。
彼の生涯は、暗殺事件やスキャンダルに満ちた波瀾のものだったようだ。
そしてこの書斎にも様々な秘密が隠されていたのだった!!



次回へと続きます。ありがとうございましたニコニコ