前回の続きです
さて、フランチェスコ1世の書斎に到着した我々に、ガイドさんが質問をする。
”この部屋を見て気付いた事はありますか?”
うーん、、、さして広くはない部屋は装飾や絵で埋め尽くされている。
宮殿のほかの部屋に比べて確かに異質な感じはするが、、、
”部屋の形をよく見てください、何かの形をしています”と続ける彼女。
写真では分かりづらいが皆さんにも見ていただこう

世界ふしぎ発見のようなクエスチョンを前に、我々回答者陣は口をつぐんだ。
そしてガイドさんの次の言葉に我々は小さな驚きの声を上げた。
”そうです、この部屋は宝箱の形をしているのです”
本当だ
長方形の部屋に、天井はカーブを描いている。
”我々は大きな宝箱の中にいるのです”
”では、宝箱の中には何を入れますか?”
今度は小さな女の子が答える。“宝物”
”そうです、ここはフランチェスコ1世の実験や研究の場であったと共に、宝の隠し場所でもあったのです”
そう言うと、壁面に描かれた絵画に手をかけ、ゆっくりと開いた
一見ただの絵に見えていたのは秘密の隠し棚だったのである。
しかも海の絵のモチーフの裏には海に関係のある宝、、、山の絵の裏には貴金石、といった感じだったという。今ではもうその宝は入っていないが、一部はピッティ宮殿と言うところにある銀器博物館に所蔵されているそうだ。
振り返ると我々が入ってきた扉も、裏は絵画になっている隠し扉であった。
天井に描かれているフレスコ画も彼自身のこだわりが反映された象徴的なものだという。
部屋の両端には父親のコジモ1世と母親のエレオノーラの肖像画がある。


窓1つないこの部屋でどのような研究をしていたのか。
当時はフランチェスコが毒薬を作り、愛人であったビアンカがそれを使用しているという噂も囁かれていたそうだ。そして彼らもまた、フィレンツェ近郊の別荘で相次いで不審な死を遂げている。
近年の調査ではマラリアではないかと言われているが、真相は歴史の闇の中である
そしてこの部屋にはもう一つの隠し扉があった
まさに忍者屋敷も顔負けである。
狭い階段を上って行くと、小さな部屋があった。
ここも同じく絵画や隠し棚で埋め尽くされていた。
部屋の規模からして、ごく個人的なそしてまさに秘密の部屋だったと思われる。
ここでその写真を
と行きたいところですが、ブログに書くとは思っていなかったため、まさかの写真ナシ
秘密、、、という事で
スミマセン
さてツアーは続き、宮殿の500人広間を抜ける。
元は天井ももっと低く、きらびやかな装飾もなかったが、16世紀に各国の王侯貴族を招くのにふさわしい広間にするために大改造がなされた。
絵画の装飾はヴァザーリとその工房によってなされたが、壁画はもともとレオナルド ダ ヴィンチ とミケランジェロによって描かれるはずであった。近年の調査により、この壁画の下に、未完に終わったレオナルドの”アンギアーリの戦い”が隠されていると発表されたそうである。

そして500人広間の天井裏へと案内される。
途中、宮殿の塔の頂上部に立っているライオンのオリジナルが展示されていた
細い木の階段を上り天井裏に出る。
巨大な天井を支える太い木の梁。重さを分散させるため、ち密に計算されて組み合わされている。
模型図を使って丁寧に説明してくれるガイドさん。
煌びやかな建物の裏には当時の天才たちの知能が結集されていた。

華やかな広間やミステリアスな部屋も興味深いが、この天井裏にはもっと感銘を受けた。
そして階段を降りたところでツアーは終了。後は各自で宮殿のほかの部分を回る。
思っていたよりも説明も細かく面白かった。
子供たちには難しかったかな、と思ったが意外と楽しんだようである。
暫くは建物の歴史を勝手に解釈する”ガイドごっこ”をしていたくらいだから
僕らも駆け足で宮殿の観光をし外へ出る。ヴェッキオ宮殿ではその他にも色々な種類のガイド付きツアーがあるようなので、フィレンツェに来る機会があったら調べてみるのも良いのではないでしょうか。
さて長くなってしまいました。さいごまでお付き合いいただきありがとうございました。
次回もよかったらどうぞ
さて、フランチェスコ1世の書斎に到着した我々に、ガイドさんが質問をする。
”この部屋を見て気付いた事はありますか?”
うーん、、、さして広くはない部屋は装飾や絵で埋め尽くされている。
宮殿のほかの部屋に比べて確かに異質な感じはするが、、、
”部屋の形をよく見てください、何かの形をしています”と続ける彼女。
写真では分かりづらいが皆さんにも見ていただこう

世界ふしぎ発見のようなクエスチョンを前に、我々回答者陣は口をつぐんだ。
そしてガイドさんの次の言葉に我々は小さな驚きの声を上げた。
”そうです、この部屋は宝箱の形をしているのです”
本当だ
長方形の部屋に、天井はカーブを描いている。”我々は大きな宝箱の中にいるのです”
”では、宝箱の中には何を入れますか?”
今度は小さな女の子が答える。“宝物”
”そうです、ここはフランチェスコ1世の実験や研究の場であったと共に、宝の隠し場所でもあったのです”
そう言うと、壁面に描かれた絵画に手をかけ、ゆっくりと開いた

一見ただの絵に見えていたのは秘密の隠し棚だったのである。
しかも海の絵のモチーフの裏には海に関係のある宝、、、山の絵の裏には貴金石、といった感じだったという。今ではもうその宝は入っていないが、一部はピッティ宮殿と言うところにある銀器博物館に所蔵されているそうだ。
振り返ると我々が入ってきた扉も、裏は絵画になっている隠し扉であった。
天井に描かれているフレスコ画も彼自身のこだわりが反映された象徴的なものだという。
部屋の両端には父親のコジモ1世と母親のエレオノーラの肖像画がある。


窓1つないこの部屋でどのような研究をしていたのか。
当時はフランチェスコが毒薬を作り、愛人であったビアンカがそれを使用しているという噂も囁かれていたそうだ。そして彼らもまた、フィレンツェ近郊の別荘で相次いで不審な死を遂げている。
近年の調査ではマラリアではないかと言われているが、真相は歴史の闇の中である

そしてこの部屋にはもう一つの隠し扉があった

まさに忍者屋敷も顔負けである。
狭い階段を上って行くと、小さな部屋があった。
ここも同じく絵画や隠し棚で埋め尽くされていた。
部屋の規模からして、ごく個人的なそしてまさに秘密の部屋だったと思われる。
ここでその写真を
と行きたいところですが、ブログに書くとは思っていなかったため、まさかの写真ナシ
秘密、、、という事で
スミマセンさてツアーは続き、宮殿の500人広間を抜ける。
元は天井ももっと低く、きらびやかな装飾もなかったが、16世紀に各国の王侯貴族を招くのにふさわしい広間にするために大改造がなされた。
絵画の装飾はヴァザーリとその工房によってなされたが、壁画はもともとレオナルド ダ ヴィンチ とミケランジェロによって描かれるはずであった。近年の調査により、この壁画の下に、未完に終わったレオナルドの”アンギアーリの戦い”が隠されていると発表されたそうである。


そして500人広間の天井裏へと案内される。
途中、宮殿の塔の頂上部に立っているライオンのオリジナルが展示されていた
細い木の階段を上り天井裏に出る。
巨大な天井を支える太い木の梁。重さを分散させるため、ち密に計算されて組み合わされている。
模型図を使って丁寧に説明してくれるガイドさん。
煌びやかな建物の裏には当時の天才たちの知能が結集されていた。

華やかな広間やミステリアスな部屋も興味深いが、この天井裏にはもっと感銘を受けた。
そして階段を降りたところでツアーは終了。後は各自で宮殿のほかの部分を回る。
思っていたよりも説明も細かく面白かった。
子供たちには難しかったかな、と思ったが意外と楽しんだようである。
暫くは建物の歴史を勝手に解釈する”ガイドごっこ”をしていたくらいだから

僕らも駆け足で宮殿の観光をし外へ出る。ヴェッキオ宮殿ではその他にも色々な種類のガイド付きツアーがあるようなので、フィレンツェに来る機会があったら調べてみるのも良いのではないでしょうか。
さて長くなってしまいました。さいごまでお付き合いいただきありがとうございました。
次回もよかったらどうぞ

