港区より
カラダ一つで表現するアーティストにとって、
スランプに陥るとどこ迄も落ち続ける恐怖と
隣り合わせでいることはよく聞く話だろう。
画家さんにもスランプがあると聞くし
スポーツ選手や特にピアニストの様に
表現者の場合は崩れていくと
底なし沼の様に落ち続けていく。
ピアニストにとっては
音符のとおりに弾けるのは
当たり前である大前提なのだが、
それには肉体的バランス感覚、
精神的感性がありテクニックと
作曲家の理解を深め作曲家の
代弁者の様に奏でることが
出来なければピアニストではない。
誰にでもできるようで誰にも
できない表現をしてこそ『アート』となる。
クリスティアーノ・アガピエという
ピアニストの身体を調整するのは2回目だった。
1回目でかなり音に変化が起き
今回は新たな課題が先生から指摘され
課題の解決に動こうとしていた。
それは『薬指の力が弱い』だった。
曲の小節間を薬指が弱いのが
表現力が足りないと先生に指摘され
机の上で指立ふせのように
エクササイズさせられていると言っていた。
筋トレをすれば薬指の力は強くなるだろう。
でも、俺が思うのはそこじゃない。
「薬指の動きにスイッチを入れればいいだけだ」
そう伝えると
「どうやって？」
となり
「じゃぁ施術して証明しましょうか」
てことで、使用前使用後で
何が分かるのか判断してもらうことになった。
クリスティアーノの先生は実際に
レッスンで厳しく怒鳴り散らすらしく
おそらく成果が出なければ
俺も怒鳴り散らされる覚悟だった。
施術前にピアノを弾いてもらったのだけど
どこが悪いのか全く俺の耳には
分からなかったのだが、
先生は首を振っていたし
薬指がだめだって仕草をしていたんだ。
こんなに迫力ある音を前に、
いったい変わるものがあるのだろうか？
施術しますか？
と言ってしまったものの
一抹の不安を憶えていた。
クリスティアーノに机で
いつも通りどうやって薬指を
鍛えてるのか実践してもらった。
弱くはないように見えたのだけど
先生は首を振る。
分かりにくいのだが、
俺はね、施術すれば
何かが変わるハズだと自分を信じた。
前回は拇趾の長さが
1㎝以上ズレていたのだが、
今回は半分未満のズレ程だったし、
誤差の範囲だと言える。
動画を確認すれば良く分ると思うが、
薬指に一度も触れることなく
施術は10分ほどで終わった。
再びクリスティアーノを机前に
座らせ薬指の圧を試させたのだが、
無言で変わったのかな？
という表情だったし、先生にはピアノで
試さないと分からないと思うと伝えていた。
つまり筋肉のスイッチというのは
いきなり筋肉がつくなんてことではなく
指が動くようになっていると
いうことだと思うから
それはそれだろうと思っていた。
ピアノを弾くクリスティアーノ。
残念ながら今回もうますぎる。
うますぎて変わったかどうか分からなかったのだが、
先生ほかオーディエンスは激変したと言い出した。
どうやら俺の耳は並みらしい。
クリスティアーノは大喜びだったんだけど、
俺には解剖学から導き出したテクニックだってある。
更に動画の中でも見せている
KYTアドバンスをクリスティアーノに使うと
今度は俺でも分かるほどに音が激変した。
動画で聴いても分かるはずだ。
「表現できなかったモノが出るようになった」
何故ならば指を動かすのに
集中するから表現する場合じゃない。
一流ピアニストといえども
動かない指を動かすのに苦労する。
スイッチが入るようになった今、
指に集中するのではなく表現を音に載せる、
つまりアートの世界が広がったのだと表現した。
音楽学校では習ってこなかった身体の使い方。
フィジカルが当たり前にある前提で
音楽大学では音楽を習い表現方法を習うようだ。
フィジカルが崩れる時スランプに
陥る音楽家が山ほどいるらしい。
音楽家は表現者なんだけども、
感性だけでは表現できない感情もテクニックも
そもそもフィジカルが伴わなければ成り立たない。
動画を見ればテクニックが見れる。
整体の使用前使用後があなたにも
感じることができるのならば
是非アーティストをみる機会を
作ってみてあげて欲しいと思う。
アーティストは整体を必要としている。
一流のアーティストには一流の技術を使わないと
満足が得られないのは言うまでもない。
https://youtu.be/_Gy72ph0fhU
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▼原口准教授 DVD 下肢からみる身体の機能構造2
原口准教授の証明 : 身体の歪み原因は下肢のアライメントにある
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▼Dr.ウエムラDVD なぜカイロプラクターは頚椎にこだわるのか？【頚椎編】
http://druemura.jp/uemura4/
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【対談】Ken Yamamoto / Dr.ウエムラ / 原口准教授 / 野口博士(栄養学) vs 若手治療家
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