ハワイ大学解剖実習レポート。昨日の続きと事前ガイダンス動画 | 世界を股にかける腰痛治療家 Ken Yamamotoのブログ

世界を股にかける腰痛治療家 Ken Yamamotoのブログ

Ken Yamamotoは世界を股にかける腰痛治療家であり腰痛研究家でもあります。
 『世界中から腰痛をなくしたい』
この想いからKen Yamamotoオリジナル治療法『Ken Yamamotoテクニック(KYメソッド)』ひとつをひっさげ、
世界中からのオファーに応える。

昨日の続き。
昨日の記事はこちら
 
微妙に仙腸関節からズレて切ってしまい
電ノコでは難しい事がわかった。
PSIS(後上腸骨棘)が邪魔して
仙腸関節に電ノコが入っていかないんだ。
 
俺は別のテーブルに移り、別の御献体の
仙腸関節を繋ぐ靭帯を時間がないから
無理やり急いで切り終えると、
第5腰椎の肋骨突起を切りとり木槌とノミを
仙腸関節にはめ込み木槌を振り下ろした。
 
カツンとノミはうまく仙腸関節に食い込んだ。
もう少し深く入れなきゃ。
俺はもう2回ノミを木槌で叩いた。
更に食い込んだノミを使って、そのまま
仙腸関節をこじ開けるべく木にめり込んだ
釘を抜く要領で仙腸関節を開いたんだ。
 
メキメキという音と共に仙腸関節は完全に離開した。
何だこりゃ。。。
 
仙腸関節繋いだ靭帯というのは、1つはL字、
そしてもう1つは何と脊髄に似た赤い組織だった。
 
L字のブーツ面と呼ばれるこの靭帯は、
仙腸関節の関節面の前方と下方でL字を
作っており、通常関節液が入っていて、
前屈と共に10度前後動く方と言われている。
 
その上の靭帯は軸になるが、
動きは約10度前後捻れるだけでスライドは無い。
動かないと言われている。
この靭帯の大きさからそれは分かる気がした。
 
俺は大急ぎで講師の先生を呼んだ。
『先生仙腸関節を離開できました。解説して
ください。コレは骨棘があるのかないのか』
 
俺はできるはずがないと言われた関節面を
剥がす事ができて非常に興奮していた。
 
「えええぇ仙腸関節を剥がせたんですか?ホントに?」
先生たちも信じられない形相だった。
 
先生が仙腸関節をみてすぐに言った言葉は
「ああ見てくださいコレが骨棘です。
完全に動かなくなっていたんでしょう。
見てごらん関節液が殆ど無い。動いているなら
もっとネットリした関節液が出てくるはずだからね」
 
この方は女性だから男性より骨棘の可能性が
少ないハズだったけど骨棘が存在した。
(こちらの御献体95歳女性側弯症 死因肝癌から肺炎)
 
隣のテーブルで声がした。
「Ken先生コッチも仙腸関節が剥がれました」
 
俺は急いで見に行ったよ。
こちらの御献体には僅かに関節液が見れた。
それでも骨棘が見られた。間もなく動かなくなる
様子が観察して予想が立てられた。
(こちらも女性61歳)だった。
 
俺は最後の10分で無我夢中で受講生のみんなに
迷惑かけてしまったけどコレだけは達成したい
テーマを達成できてホントに良かった。
 
事実だけいうとこうだ。
骨棘が確かに確認できた。骨棘が出来る条件は
上記の通りだとすると動かない。もしくは関節面に
多少の液体があったから動きが少なくなっていた
(もっと若い人はとろ〜っとした関節液が出るらしい事から)
可能性がある。という事になる。
 
ココに来た受講生の31名(俺を入れた人数)
は全員が目撃し証人だ。
 
3日目が終わった彼らは口々に言っていた。
 
「マジで前までこのコースを2日でやってったんですか?
3日でも全然足りなかったというのに。。。」
 
そうなんだ。よく気持ちわかる。
俺は個人参戦で5日間特別プログラムで
人体解剖学実習室を今年既に体験したけど
ソレでも足りない気持ちだったから。
 
解剖学は実に奥が深い。
アメリカの医学部生は18ヶ月解剖学実習を行う。
座学では無い。メスを持って同じように
解剖実習を行う話が18ヶ月間あるんだ。
 
別に医師を目指すわけではないと言ってしまえば
そこまでだけど、メディカル系のヒトと話をする時
当然必要なのは共通言語だ。共通言語がなければ
あいつの話は聞くまでもないタワゴトと
思われても仕方がない。
 
俺はそこを目指したいと思ってるから
勉強を続けていくつもりでいる。
現状に甘んじていてはと非常に危機感を感じている。
 
ところでKYTベーシックセミナーを
受講してくれた俺の解剖学の師匠。
解剖学を元に作り出したと思ってる
俺のKYTベーシックは、ただの俺の妄想の
世界の独りよがりで終わるのか、
師匠も認めてくれるのか大変に気になる
反応だったけど、KYTセミナーを終えると
速攻去って行ってしまった。
 
師匠に感想を聞く暇がなかなかなかった。
で、師匠に解剖実習のときに感想を
聞いてみたんだジャーマネ藤田が。
 
「実に素晴らしいテクニックだと思った」
解剖学的に間違ったところや疑問はなかったですか?
「すべて明確でクリアだった」
と言ってくれていたそうで、
それを聞いた俺は心からホッとしている。
アメリカ大陸横断KYTセミナーは解剖実習のお陰で
大きな自信を得て闘うことが出来そうだ。
 
このハワイ州立大学医学部で学ぶ
解剖学は単に解剖学だけでは無い。
ホルモンの話まで発展する。
 
運動学や、時に物理学の現象の話にまで発展する。
しかも師匠達が分かりやすく日本語で教えてくれるんだ。
 
例えば
出産時に恥骨結合はリラキシンという
女性ホルモンにより靭帯が弛みやすくなり
1センチばかり離開する。とか、
 
リラキシンは生理の時も出てくるから女子は
生理中の運動時気を付けないといけない。
前十字靭帯損傷は生理中の運動で損傷する
確率がグンと上がるからだ。
 
とくにバレーやサッカーなどコンタクト
スポーツは注意が必要だ。ぶつかって
倒れたとき靭帯損傷の確率が上がるからだ。
と学んだ。
 
我々には臨床経験がある。
これを学ぶと疑問が生まれる。
解剖学だけで終わらせてしまってはマジで勿体無い。
 
つまり恥骨結合が弛み1センチ広がる。
広がった後は元の位置に恥骨が戻ってくれればいいけど、
偏った寝方や座り方していると、もしかすると
元の位置に戻れない場合だって考えられる。
 
例えば片側の坐骨にばかり体重をかけていた場合、
関節面がスライドしたまま元の関節面に戻るのだろうか?
物理的に考えるとGはどう掛かるか考えると
元の位置に戻れるかどうか疑問が生まれる。
 
前が元の位置に戻らないならば仙腸関節だって
ズレて固まってしまうかもしれない。
このときの処置はどうしたものか?
もう一度出産して正しい位置に戻る様に
誘導する以外はなさそうだな。
 
みんなはどう思う?
 
 
※次回解剖実習の新しい試みについて。
生の御献体が1体追加されます!!!!!!
 
生御献体について
人体解剖学実習はすでに10回ほど受けており、
俺にとっては毎度同じコースとなっている。
勿論まだ学ばなければいけないことが多いし
毎回新しい発見があるものの、
俺にはこのコースの更に上があるならば
是非それを勉強してみたいと思ってきたんだ。
 
数回前から生身の御献体で学んでみないか?
と提案されて来たものの踏み出すのに
躊躇していた気持ちもある。なんせ生身だ。
血は抜いてくれているモノの少し自分が
どう反応するか怖かった部分もある。
 
でも、どうしても次のステップに進みたい
気持ちでいたんだ。ホルマリン漬けでは
関節がカチコチになっており肩の動きを
観察するのも膝の動きを見るのも難しい。
 
それに生献体ならば腸腰筋の動きを3Dで確認
することができる。骨盤が傾く様も観察できる。
※四肢が自由に動かせる動きの解剖学が学べます。

だから今回は俺1人で生献体をお願いしたんだ。
コレは俺の自費で行われる。でも、もしも俺と
今回一緒に生献体で学んでみたいという
希望の先生がいれば一緒に別室で学べる様に
教授にお願いして許しを得た。
 
でも生身ゆえどうしても腐ってしまうから
1日か長くて2日しか見れない。
ソレは想像を絶する状態かも知れない。
だから覚悟がある人だけ参加してもいいよ。
 
ソレを体験した先に俺は何か別の世界が
開けると固く信じている。
 
※今まで通り通常の3体はございます。生だけ
ということでなく今回特別に生ご検体1体用意されます。
※今回の生御献体は全身ではなく四肢のみとなります。

7月7日のハワイ大学解剖実習事前ガイダンスの様子です。
少し長いですがほぼカットしてませんので
解剖実習に興味ある方見てみてね

 

 
 
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