いえば誰もが納得知る一流のドクター集団だ。
そのドクターとランチミーティングだったの寿司だぜ！
ご馳走になっちゃった！
で、前からこのドクター上村は
KYテクニックに興味を持ってもらっていたんだけど、
興味を持たれればもたれるほどビビっていたんだ。
だって、

「画像で証明できるの？それ」
画像というのはレントゲンのこと。
とか、
「ホント治んの？それ」
とか言われると、いろんな所が縮んじゃうよ。
ドクターに言われると。
「や、ヤバイ、アホがばれたらど～しよ～、僕ちゃん怖ぃ～」
と思っていたんだ。
だから、なるべくなるべくその話の流れになると
なるべくうまく話をそらせたりしていたんだ。
ところが今日は逃げれなかった。
と言うのもドクター上村が一枚上手だったんだ。
「午後一の診療に腰痛のレディーが来るよ。
しかもビリビリに脚の痺れがあるんだ。」
で、出た！腰痛のオンナ キターーー！
しかもビリビリに脚の痺れって、
ゴクリっ。
なんて萌える言葉なんだろうか。
「ケン先生、よかったら診てみませんか？」
「えーっ、よ、よろしいんですか⁈」
どんどんそのレディーのイメージが膨らんで来るんだ。
きっと細身で長身
可愛らしい眼に小さい口
程よく高い鼻
ん？ドクターの前で治療？？
はっ！罠か（；゜０゜）
まっ、いいか腰痛ギャル、
しかも下肢の痺れビリビリMAXでちゃんと立てないて。
もうドクターがドン引きな位がむしゃらに楽しんでしまおう。
ドキドキ、むきゅー、はやくカモンカモン
ドクターの診療室でワクワクしながら
待っていると玄関のドアがあいた。
キターーー！
来ましたよ！素敵なレディー
が待合室にスタンバイ うふふふ
診療室に入って来たのは婆さんだった。
ガーーーン（；゜０゜）ギャルじゃなかったの？
ドクター、あんたは婆さんをレディーと呼ぶのか？
婆さんなら婆さんと言ってくれ。婆さんも好きだから。
でも、レディーと思っていたから、
ココロの準備が、、、ガックンコだよ～。
確かに酷い歪みと腰痛と痺れがあった。
萌えるか、萌えるのか？
この際痛みの為に引きつった顔と年齢はイイとしようか。
顔隠してみると、だんだん萌えてきた。
萌えて来ましたよ～
痛さに呻く婆さん
楽しい腰痛
治療 痺れに打ちひしがれる婆さん
笑顔が止まらない僕
左右の足の太さが全然違う！
痺れている方の大腿部がかなり痩せている。
ナゼか痛みも痺れも取れない。
若干焦る僕。
観てる、すっげー観てる。
ドクターが僕をガン見してる
このプレッシャーわかる⁈((((；ﾟДﾟ)))))))
見てんのに痛みも痺れも取れないこの緊張感わかる？
このプレッシャーで頭がおかしくなって来て
ランナーズハイみたいなのが
頭から出て来て気持ちくなってきちゃったよ。
ダメだセオリー通りではうまくいかないパターンだ。
治療のシナリオを全部破り捨て始めから組み立て直す。
通常のパターンと反対側に出ている痺れ。
そうかこっちも逆か。
痺れが出るのと出ないパターンを読み取る。
説明して、証明する。
説明と同意をえて納得させながら
施術していくと痺れも痛みも抜けて来た。
痺れが抜け痛みがなくなる方法を見つけた頃
タイムアップ ドクターにKYテクニックの証明も出来たし、
萌える腰痛も診れたし大満足な一日でした。
こうして患者様を前に大先生と一つの症状に対して
取り組むのは非常に緊張するけど
意義があり、続けてみたいと思ったんだ。
ステキなレディーを紹介してくださった
ドクター上村に感謝している。
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