今日で二回目の方がみえた。
大抵俺は一回しか診ない。
だって、それは俺が日本にあまり居ないのが一つ。
そして、もう一つはアドバイスをしっかり
聞いてくれればそれで治っていくからだ。
どんどん新しい症例を診たいし、
一回診たら中野とかスタッフにどんどん回したい。
解説を加えてここを注意して引き継げって。
それの方が、うちの組織は幹が太くなるからだ。
前回、片方の肩は旦那さんが支え、
他方は杖をつきながらどうにか歩いてきた感じだったんだ。
余りにも酷く、ホントに治るのか不安だった。
どこが痛いって全身なんだもん。
それでも一番の主訴は腰、股関節、膝だったけどね。
不思議な位、照れる位一回で全てが改善された。
とてもいい笑顔で帰られたんだ。
二度と会うことはないかもしれないけど、
凄く爽やかな気持ちにさせていただいたなぁ。
と俺からも感謝の気持ちがこぼれたんだ。
ところが数週間後、
凄く良くなりました。
ただ、もう一度だけみて欲しいんです。
とメールがあった。
この方は性格が凄く真面目。
俺が行ったアドバイス通り筋トレも指示しておいた。
だってそれはながい期間全身が痛かったために、
寝たきりと言うかカラダを相当甘やかせていたから、
カラダが正しい姿勢で保持できないほど筋力が無かったんだ。
ときにセラピストは痛みをとったら
「はい終わり」ではなく、
様々なアドバイスを行うべきだ。
彼女はエレベーターを使わず階段を使う様にしたし
様々なアドバイスを聞いたという。
徐々にカラダは階段に慣れて手すりを掴まないでも
昇ったり降りたりできるまでになったそうだ。
しかし、手すりを持たないで登っている時にフラつき
転倒してしまったと言って来院しようと想ったそうだ。
彼女は必ず治ると思った。
治りたい。どうにかしたい。
と様々な治療院を試した。ダメだった。
それでも更に、ネットで調べ上げ、そして俺に行き着いた。
だから俺のアドバイスは全て聴いてくれた。
治す気があれば必ず治ると思うんだ。
必死だ。
今日は旦那だけでなく息子さんもついてきた。
母さんを治すんだと家族で来られると
俺の研究所は狭いために大変だったが、心打たれた。
足首と股関節の関係を揃え、骨盤の弛みをしめると
もう痛みはもどってこなくなった。
今回の症状でどうか、もう来ないで済むように。
と心から願っている。
旦那も息子さんも母さんの大変な症状を観てきたから
家族で治してくれるに違いない。
「母さん、姿勢悪いよ」
「母さん、今日も階段登れた?」
みたいに優しく母さんを労わってあげている
あったかい家庭を見える様だったよ
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