「筆法伝授」から「道明寺」、これはもう仁左衛門さんの菅丞相に尽きる。
「賀の祝」「寺子屋」と後に起きる悲劇を観る者に、この人のためなら彼らが切腹したり、息子を身代わりにするのも止むを得ないんだろうなあと思わせなければならないから。

で、御簾が上がって仁左衛門さんの菅丞相の出。これがハァ~とため息が出てしまうほどの気品、威厳。発する声、双眼鏡を通して見る、目の動き、表情。菅丞相その人にしか思えない。
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染五郎の源蔵も、梅枝の戸浪も、丞相様一途な必死さが伝わる演技で、更に菅丞相という存在を際立たせる結果となっているように感じられた。

「道明寺」では、丞相の伯母・覚寿を演じる秀太郎さん、敵役の土師兵衛の歌六さんがガッチリ脇を固めて、中だるみしそうなところでも、緊張感が途切れなかった。

また、ここでも判官代輝国役の菊之助の若々しさが光る。 思わず「音羽屋ッ!」と声をかけたくなる。今年はもっと菊之助の芝居が観て観たいなあと感じました。

菅原伝授手習鑑の通し公演、「車引」抜きだけどストーリーがよくわかって本当に楽しかった。でも、何と言っても仁左衛門さんがカッコよくて、それだけで大満足なのだニコニコ
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あ、それからやっぱり松本錦次さん。

ブログを拝見していたので、「仕丁」で花道から登場された時に、思わず「次長キター」と吹き出しそうになってしまった。

その「加茂堤」での立ち回り、「筆法伝授」での警護侍役と、思わず双眼鏡で動きを追いかけてしまってました。

それにしても、仁左衛門さんらを目の前にして、よく出来るものだなあと感心してしまった。楽日までまだまだですが、頑張ってください(^-^)/