昨年の6月だったか、文楽の七世・竹本住太夫さん引退公演の模様がNHK・Eテレの「古典芸能への招待」で放映された。
菅原伝授手習鑑の通し公演から、「賀の祝」茶筅酒の段~喧嘩の段~訴訟の段~桜丸切腹の段の放映だったのだが、とても面白くて、以来、是非歌舞伎で観たいなあと思っていた。

茶筅酒の段がカットされ、喧嘩の段から始まるのだが、松王丸の染五郎、梅王丸の相之助が、若々しく、イキイキとテンポよく演じていて、却って大御所の松王丸よりも文楽で観た感じを思い出させて、好感が持てた。
そもそも3兄弟とも結構若い訳だから、これが自然なんじゃないかと思う。

で、ここでのテンポのよさが、桜丸・菊之助、白太夫・左團次さんの演技と対になって、一層悲劇を際立たせていたと感じました。

その桜丸。まあ確かに自分きっかけで主家の悲劇を招いた訳だが、親父の賀の祝の日に、その親父と嫁の前で切腹せにゃならんの。
いや、わかるんですよ、そういうお話だとか、そういう時代、考えかただってのは。でも、本人が腹を切っても、家族の悲劇は止まらない訳で。

素晴らしい物語とは思うが、何か釈然としない感じが残るんだよなあ。

それはともかく、全般的に文楽のを観ていたおかげで、より楽しめたような気がする。また、録画しといたのを振り返って観てみよう。

この後は続けて「寺子屋」を観劇。思い切って早上がりにしてホントよかったニコニコ

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