今回の展示は、変遷と回帰と銘打たれているように、キリコと言えばという「形而上絵画」から、一度「古典主義」「ネオバロック」の時代を経て、「新形而上絵画」に戻ってくるという流れを概ね制作年代に沿って分かるように展示されている。
で、私が好きなのは、古典主義~ネオバロックと名付けられている時代のもの。キリコっぽくないのがいいと言うね…σ^_^;

でも、自画像や静物画が本当に素晴らしい。「林檎と葡萄のある静物」のブドウが中が透けて見えるようだし、「自画像」は見ている内に肌の赤みがじわじわと増してくる。「秋」というタイトルの妻の裸婦像などは、静脈の青さうっすらと見えて、恥ずかしさも忘れて見惚れてしまった。
また、「ヴェネツィア、パラッツォ・ドゥカーレ」「ノートルダム」の2点の風景画、特に後者は細かく描き込まれているし、青空と雲が好きな色だ。

もちろん、「イタリア広場」や「吟遊詩人」、人がマネキンのも面白い。この辺りの作品が「再生ー新形而上絵画(ネオ・メタフィジカ)」と名付けられた部屋に展示されているのだが、ここには3人掛けの小さなソファが置いてある。ひとつひとつジックリ観た後は、このソファに腰掛けて、自分の部屋で観ている気分で眺めるのもいいと思う。何となく愉快な気分になれますよニコニコ
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ということで、今日もなかなか佳い時間を過ごせたなあ。
あ!忘れるところだったひらめき電球  パナソニック汐留ミュージアムでは、「ルオー」が常設展示されてます。お見逃しなく。