幕間を挟んで、いよいよ「岡崎」の場。
茶屋の娘=実は山田幸兵衛の娘・お袖を利用していけしゃあしゃあと幸兵衛家へ入り、敵である沢井股五郎の名を騙るや、実はお袖ちゃんの許嫁でした、奥で睦まじくしましょうかとなる志津馬に対し、関所破りで役人に追われ、何とか幸兵衛に救われる気の毒な政右衛門。
語る内に、幸兵衛が剣の道の師匠であったことを喜び合ったのも束の間、敵討ち(助太刀です。やらなきゃならないのは志津馬)のために、現在は自分が唐木政右衛門であると身バレしちゃならない政右衛門。追ってきた妻、お谷を雪降る中へ放っておくどころか、気を失ったところを外に蹴り出し、更には産まれたばかりの赤子を我が手にかけてしまいます。
ここまでの悲劇に見舞われて尚、武士の意地を貫こうとする政右衛門を、吉右衛門さんが抑えた感じで、辛抱我慢の演技が時折グッと胸にくる。
最後は、幸兵衛が政右衛門、志津馬両人の正体に気付き、本来味方せねばならぬ股五郎の逃亡先を伝え、お袖ちゃんは髪を下ろして志津馬の本懐を願い、一同心が堅く結ばれたところで幕。
しかし、志津馬って何かあんまり苦労してなくて、役得ばっかりで、それってどうなのと。そんな色男役に菊之助がこれまたぴったりでよかったんだけどw
いや~長丁場でしたが、楽しかった~

大満足です。
