松屋銀座で本日から始まった「生誕90年 池波正太郎展」に会社帰りに立ち寄った。
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思えば、大学生になってふらふら、フワフワしてた時に「仕掛人 藤枝梅安」に出会ってなかったら、今とはまた違った大人になっていたような気がする。

大学の生協で、「小~中学生の頃、TVで観てたし、原作も読んでみるか…」と軽く手に取って以来、「剣客商売」「鬼平犯科帳」シリーズはもちろん、真田もの、忍者もの、エッセイも手当たり次第に読んだ。

どれを読んでも面白かった。と同時に、「人間は、生まれ出た瞬間から、死へ向かって歩みはじめる。死ぬために、生きはじめる。(中略) 一腕の熱い味噌汁を口にしたとき、(うまい!)と感じるだけで、生き甲斐をおぼえることもある。」とか、「人間というやつ、遊びながらはたらく生きものさ。善事を行いつつ、知らぬうちに悪事をやってのける。悪事をはたらきつつ、知らずしらず善事を楽しむ。これが人間だわさ。」といった言葉に、道の定まらなかったハタチ前後のやせっぽちの若者の心はどれだけ励まされ、勇気を貰ったか分からない。

あの時期に、今の自分の「芯」とか「軸」と言ったものが、出来上がったのは間違いない。その血肉となったもののひとつが池波正太郎との出会いだったのは間違いない。

柄にもなくアツく語ってしまったが、ともかく今回の展示会、単なる「作家史」に留まらず、TVシリーズのセット・衣装の展示もあり、とても楽しめました。
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家に帰ってテレビ観たら、NHKの関東ローカルニュースでも取り上げられてました。
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