「お休みのお知らせ」
6月25日(土)〜7月5日(火)までロンドンへ行く為、お教室とお店はお休みさせて頂きます。ご予約等はライン又はメールでお願い致します

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市内から電車とバスを乗り継いでハンプトンコート宮殿へ行ってきました。ここは前回アクシデントあって中に入れなかった所(ごめんね)。 1時間半位で着くはずがストの関係もあるのか乗り換えのバスが待てど暮らせど来なくて、結局バス停で1時間待ってトータル2時間半かかった長旅になりました。

それにしてもこの待てど暮らせどにこちらの方は慣れていて誰も何も言わないのが凄い。バスに乗っても「遅れちゃってごめんねー」的なアナウンスも無し。この国ではガス屋も水道屋も郵便もまともに約束時間には来ないのんびりさんな方達なので、バスが来なくても慣れたものなのです。

それを見越してよっぽど時間を多く取らないと大変なことになりますし、日本で時間ぴったりな事に来日した方は驚愕するのです。

さてさて、無事に何とか宮殿に着きましたら、あら何ということでしょう。宮殿前が花畑になっていました。きっとこれは明後日から始まるハンプトンコートフラワーショーへの飾り付けの一部だと思いますがラッキーでした。
色鮮やかな優しい花畑。矢車草、スカビオサ、ポピー、キバナコスモスなどなど。







花畑を通って宮殿正面へ。このハンプトンコートは1525年、今から500年前にヘンリー8世の物になった宮殿です。


ヘンリー八世夫妻のダイニングテーブルセット。意外とというか地味だなと思ったけれど、そりゃ500年前ですもの。銀食器だけでも凄い事です。


食事の再現テーブルではお兄さんがなにやら仕事してました。




宮殿にはたくさんのタペストリーと絵画が飾られています。レンブラントの絵があったり、ヘンリー8世と奥様たちの肖像画がたくさん並びます。奥様たち??


世界史好きな方はピンと来たでしょうけれど、ヘンリー八世は6人の妻がいたのです。
もちろん妻以外の人も山程。周りの貴族は身内が世継ぎを産むことが反映に繋がる為に、どんどん王様に娘達を差し出します。命の危険があるのに世継ぎに賭けているのです。おみやげコーナーにも奥様方セットのオーナメントもありました。




でも、裏返すと恐ろしい事書いてあります。
1人目離婚(婚期24年)
2人目斬首(婚期3年ロンドン塔に幽閉)
3人目病死(婚期1年)
4人目離婚(婚期5ヶ月)
5人目斬首(婚期2年)
6人目ヘンリー8世亡くなった為生き残り



1番目の奥様と別れる為に英国国教会を作ったり、奥様の首落としちゃったり、たった39歳で死ぬまでに6人とは激しい人生だこと。
ちなみに結婚して1年後赤ちゃん産んで間もなく亡くなった奥様の事は愛してらして、その方とウィンザー城の中のお墓で眠ってらっしゃいますが、他の奥様の幽霊は未だに宮殿内に出るらしくきちんと案内にもここで出ますって書いてあります。





恐ろしい話はこれくらいにして、宮殿内に進みます。この宮殿内のこの建物は私の好きなネトフリでやってる「ブリジャートン」に出てきます。


王妃様が住んでいる宮殿で出てきます。
この下の写真はハンプトンコートオフィシャルサイトに「ブリジャートンで使われてますよー」って案内が出てました。
(ネトフリサイトから写真を借りてるハンプトンコートオフィシャルサイトから写真借りました)

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そして、ここはなんと言っても庭園が素晴らしいのです。バロック様式のプライベート庭園(プリビーガーデン)メインになっています。



こちらの庭園もブリジャートンで使われてます。帰ったらまた見てみよう。
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宮殿に対してお庭の広いことも有名なハンプトンコート。ここを散歩するのが楽しい。


7番には世界最古で大木としてギネスブックに乗っているブドウの木畑。今もブドウがなっていて秋にはワインが販売されます。



ベルサイユ宮殿でも見られる左右対称のフランスで流行った平面幾何学式庭園をイギリス風に取り入れたお庭でノットガーデンKnot gardenと呼ばれます。このガーデン2つがとても素敵なんです。

ちなみに最初に紹介した宮殿前の花畑庭園はいわゆる「イギリス式」と呼ばれる風景庭園と呼ばれます。 自然風景を表現する手法です。


生け垣メインで大人っぽいお庭。


生け垣で出来た迷路もあります。これは抜け出すの結構大変。そして1人迷路は黙々と悲しい気持ちになるのです。



王家の方達用の野菜畑。


広々とした畑にあれこれ野菜。





お昼はホテル近くで朝に買って行ってたPAULのパン。ここのはどこで食べても美味しいから好きです。日本でも買えるけれど。



カフェではコーヒー頼んだのでついでにケーキを見学。美味しそうだけど誰か相方がいないと食べられる気がしないので断念。



でもこのカラフルケーキには心惹かれてしまいました。どんな味なんだろうかと興味津々。子供たちは人気があってあちこちで食べてました。


昨日は丸一日街で花屋さん巡りをしたり、買い物したりでしたので、今日は丸一日のんびりと過ごしました。 みつえちゃんから借りてた市船吹奏楽部の男の子の「青空ソウル」本を読んで涙して来ました。1日こんな日があってもいいなと。お天気もよく最高でした。


夜ご飯は最後になったので、悩みに悩んでホテル近くのイタリアンへ。最後の晩餐には何食べようかと貪欲に悩んで、知ってはいたけど行ったことないお店。行ってよかった〜。こんなに美味しいボンゴレビアンコ初めて。パスタが見えない位のあさりです。(でもニンニク効きすぎて夜中胃痙攣でのたうち回ることに)



ここはダイアナ妃もよく来ていたというお店。なんか嬉しい(勝手に仲間)


こんな感じでワサワサしているお店。
混んでる店は美味しい。


外観もここはイタリア??って思わせる素敵なお店でした。 


帰る頃はネオンが眩しいお店になってました。





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