詩を読んでみたよ♫安西冬衛春安西冬衛てふてふが一匹韃靼(だったん)海峡を渡つて行つた。春安西冬衛鴨 春は私(あたし)から始まるのよ。ホラ「鴨の外には誰も春を語るものはない。おお、まあ、なんといふと鴨の群だ」 つてチエーホフつてひとが言つてるぢやあないの。 猫 フン、「どこからか月さしてゐる猫の戀(こい)」つてネ。 壁にかけた地図 ポカポカしてくると、そこら中が痒(かゆ)くつてー 黒い眼鏡をかけた吊洋燈(つりランプ) 日が永いなあ。