こんにちは。

 

 

告知を受けてからの私の気持ちを正直に綴っていきます。

  あくまで当時の感情なので少しブラックな表現があるかもしれませんドクロ

  それが綴れるのも今の感情が当時の感情と180度違うものだからです。

  お付き合いいただけると嬉しいです。

 

 

 

目の前が真っ白になった告知の後

私には辛い作業が待っていました。

 

まず、

夫に電話してこの事実を告げること。

 

私以上に息子の誕生を心待ちにしていた彼にこの事実をどうやって伝えようか?

今朝あんなに嬉しそうにしていた夫。

どんな言葉を使ったとしても(私がそうであったように)

私の言葉が彼を幸せの絶頂から突き落としてしまうことを知っていました。

 

夫にどう伝えかは記憶がないのですが

「まだ、検査しないとわからないんでしょ」

と受け入れられないようでした。

そもそもダウン症って何?という感じでした。

 

 

帰宅してから

夫はネットで【ダウン症】の事をしらべまくったようです。

 

翌日、少し涙声で

 

「さっちゃん、やっぱり(息子は)ダウン症だと思う」

とつぶやきました。

 

 

 

 

次は両親に伝えるという作業が待っていました。

 

 

私の両親には私から、

夫の両親には夫から伝えてもらいました。

 

直ぐに私の両親が病院にとんできました。

出産直後、窓越しでの対面は済んでいましたが

実際腕に抱くのは初めてです。

 

小さい息子を抱いた父がポツリと

「生まれる前にわからなかったんだろうか」

とつぶやきました。

 

母は落ち込んでいる私に

母親なんだからしっかりしろ!みたいなことを言いました。

 

生まれてしまった命に対して

向き合わざるをえない状況で

逃げる所は何処にもありませんでした。

 

 

 

 

義両親が面会に来てくれました。

義母は泣きながら

「この子をしっかり育てていこう」

と言ってくれました。

 

義父は黙ってそれをみつめていました。

 

 

 

 

私の職場には出産後すぐに夫が

無事に生まれたことを連絡してくれていました。

 まだダウン症の疑いがあるなんて思ってもいないからね

 

 

数日すると、職場の同僚がお見舞いに来てくれました。

当然、こんな状況になっているとは思わないですものね。

 

不妊治療をし

流産の危機を乗り越えての

出産だということを同僚は知っていたので

新しい命の誕生を一緒に祝いたい

と思ってくれたのだと思います。

 

 

しかし私はというと

みんなと顔を合わせるのが辛く

看護師さんに

「体調が悪い」

と言って帰ってもらおうとさえ思っていました。

 

 

ただ、職場の同僚は幸いにも

障がいに対して

理解があることはわかっていたし、

いつかは伝えなければいけないことなので

覚悟を決め病室に入ってもらいました。

 

状況を説明したあと

少し投げやり気味に

 

「ほんの数か月なら育てられけどずっとは考えられない」

みたいな酷いことを言ってしまいました。

 

家族にもこんなこと言ったことがないのに

同僚にこんな発言をするなんて

 

もう私はいっぱいいっぱいでした。

 

 

一人の先輩が

「何倍でも手をかけて育ててあげるといいよ」

と言ってくれました。

 

 

私はなぜか素直にその言葉を聞くことができました。